nekoyan日記

雑記帳・スケッチブック・メモ

NHKスペシャル『核クライシス 都市を核攻撃が襲う』

2007-08-05 23:47:09 | テレビ
NHKスペシャル『核クライシス 都市を核攻撃が襲う』を見た。
広島への世界初の核攻撃以来、60年にわたり蓄積されたさまざまなデータから、現代の都市に対して核攻撃が行われた場合のシミュレーションをしていた。広島では15万人が犠牲になったが、現代都市に地上で核爆弾が炸裂した場合、熱波は一瞬にして高層ビルの窓ガラスを破裂させる。衝撃波はビル群によって何層にも増幅され、震度7にも耐えられるように設計されたビルでさえ骨格が破壊されてしまう。中にいた人はほぼ全員が死亡する。もっとすさまじいのは、上空に巻き上げられた核物質に汚染された土ぼこりは爆心地からはるかに広い範囲を致死量の何倍もの放射能で汚染する。レポートを書いた、広島で被爆した科学者は、現代においては核攻撃から逃れるすべはないと断言している。
ところでアメリカ映画を見ていると核爆発のシーンがあったりするが、アメリカ人の核に対する認識の浅さにいつもうんざりする。『トゥルー・ライズ』ではキノコ雲の前でアーノルド・シュワルツェネッガーがキスシーンを演じていたし、『トータル・フィアーズ』では放射能への防御をなにもせずに主人公は爆心地に乗り込んでいた。やっぱりアメリカ人は「リトルボーイ」の頃と同じように核爆弾のことを「威力の大きな爆弾」程度にしか考えていないのではないか?核攻撃から逃れるすべはないという被爆者でもある科学者の言葉をぜひとも知ってほしいものである。
コメント

『失われた文明インカ・マヤ』

2007-07-05 01:01:56 | テレビ
録画しておいたNHKスペシャル『失われた文明インカ・マヤ』を見た。
インカ帝国では独特のミイラ文化が発達していた。皇帝は死んだ後もミイラとなって人々の崇敬を集め、その臣下も生前のままミイラの皇帝に仕え続けた。そのルーツは海岸沿いの砂漠地帯にある。ここでは人は死ぬと自然にミイラとなった。生きていた時の姿のまま死者となる風土で、人々は死んだ後にも生活があると信じ(言葉に矛盾があるが)、生前と同じように食事や着替えの世話を続けたのである。
しかしながら私はビデオを見ていてどうしても生理的な抵抗感を禁じえなかった。研究者たちが素手でミイラを触っているシーンすら見ていて耐えられない。やはり私は日本人。「死」は「穢れ」の最たるものという意識があるのかもしれない。身内の葬式の帰りでも家に入るときに塩で穢れを払う精神風土で育った人間はインカ帝国では1日も暮らしていけないのではないかと思う。
コメント (1)

『クライマーズ・ハイ』

2006-10-14 00:55:31 | テレビ
録画しておいたNHKドラマ『クライマーズ・ハイ』(05年製作の再放送)を見た。昭和60年8月に発生した日航ジャンボ機墜落事故に取り組む地方新聞社の編集部が舞台である。佐藤浩市演じる40歳の記者は日航機事故のデスクに任命され、家に帰る間もなく奮闘する。ときには一面記事をめぐって社長に逆らったり、抜きネタを紙面に載せるために配送トラックのキーを隠したりもする。だがそんな彼を彼の息子はまったく理解できないでいる。彼も子供とどう向き合っていけばよいのか分からない。家族の絆をどうやって取り戻していくのか、またジャンボ機墜落という未曾有の惨事を通してジャーナリズムの役割はどうあるべきなのか、いろいろと考えさせられるドラマだった。
コメント (2)