輸血の同意書を書かされました

え～と、今朝はすんごい雷雨でしたが、私は母の入ってる病院兼介護施設に行きました。

そこは病院の建物の１フロアがそういう老人の介護施設になっていて、症状が悪化したら一般病棟に移せる体制になってるんです。
で、今日行ったら、なんとぉ～母の血液が間に合わなくて、昨日輸血できなくて、今日私は行って顔だけ見て帰るつもりでいたんですが（家族の面会があった日の夜はすんごく困った婆さんになるらしいので）なんというか、えらい衰弱しっぷりにどうしたんじゃあ？って感じでしたが、腎不全からくる貧血とかで、まあ腎臓１個しかありませんし・・・これがお釈迦になったらもう・・・、で、いろいろ病気のある人ですから、普通のＡＢ型ではなくて、ちょっと細工をしたＡＢ型の血液が必要で、その手配がなかなか間に合わなかったようなのです。

で、なかなか届かないのでサイレン鳴らして届けて貰うように手配したとかで・・・。母は介護病棟から一般病棟へ移りました。一般病棟なら医療設備が整ってますからね。で、ここで、私は兄がすぐに来られないことを知りまして、父を呼んだのですが、タクシーに乗って息をきらして父がやってきました。で、血液が届いたので、輸血するんですが、ご家族の同意書にサインをお願いしますと言われまして、やっぱりそうじゃん！いや、まあ、その、で、嫁に行った娘でも親族だからいいってことで、サインして輸血が始まりました。

いや～もうね、手の血管は無理なんで足から輸血ですよ。父はぜいぜいいってるのでとっとと帰ってもらいましたが、帰り際に握手して「早く快くなってうちに帰ってきらっしゃいよ」（あ～どこの地方か判る人にはわかるかも）と声を掛けてました。

無理だろ～こんなポンコツ老夫婦二人暮らしは～と思いましたが。

で、母はと言えば、時々起き上がってトイレに行こうとするので「ダメ！足に針が入ってるんだから、歩けません！その為にオムツしてるんで、オムツにしちゃってください！起きちゃダメですから！」と何回言わされたでしょうか。その度に「ああ、わかったよ」と言うんですが、暫くするともぞもぞ起きだすので、その度に「ダメ！」ですもんね・・・・今晩大丈夫かな・・・一般病棟で・・・・神様に祈るしかありませんわ・・・。どうか起き出しませんように・・・。

母の今回の入院で改めて感じたのは、母は凄い偏食の人だったんです。でも子供だった私たちには、おいしい食事を作ってくれました。おかげで、私たち兄弟はほとんど偏食が無いんです。自分の嫌いなものでも、子供は偏食にならないように心を砕いてくれた母に今更ながら感謝せずにはいられません。ありがとう。それしか無いです。

今日も、なりゆきで付き添ってた私に「この子は働いてるんで、疲れてるだろうから一緒に寝かせて下さい」と看護婦さんに言うんです。寝られるわきゃねーだろうが。いや、もうちょっとベッドが広ければ添い寝してもよかったですが・・・。苦しい状態の中で私の身体を案じてくれる・・・親って最後まで親なんですね。ありがたくて悲しくて、泣きたくなりました。

意識がはっきりしているうちは母にはしっかりと生きて欲しい。そう願うばかりです。