猫津波日記

開田 あやのノンキな暮らしを綴ります。

「はやぶさ/HAYABUSA」

2011-10-11 02:03:28 | 映画鑑賞記録
夏秋のカイダ展覧会ツアーもやっと終わったので、「はやぶさ/HAYABUSA」を観てきました。

流行りのファッションやお洒落をした人が1人も出てこない、色恋沙汰もない映画。
でも、真面目で地味でダサイ服を着た人たちが、とてもカッコイイのです。
私が見学して感じていた「現場の人がカッコイイ!」「精密で合理的なメカ美しい!」がバッチリで大満足でした。

ヒロインが素人や子どもに、専門的な難しいことをわからせようと頑張るところも、とても共感できて良かったです。
科学者が置かれているリアルな状況や素顔の部分が垣間見られる描写が織り込まれているのも良かった。

広報の人が気にする世間がターゲットマーカーに寄せられたお便りとネットであるところも現代的だと思いました。
はやぶさを応援する一般人も新聞やTVではなく、講演会に足を運んだりネットで情報を見ています。
マスコミ越しでない情報が普通の人に届いている状況をちゃんと描いていて、正しい!
美少女化したはやぶさイラストや、BBSかツイッターのような画面もワンカット、映されましたね。

孫と応援しているお爺さんは、私がよく行く講演会や見学会にいらしている老年世代の方もお家ではあんな風なのかなって思ったし、ワンルームらしい部屋のベッド脇のテーブルにノートパソコンを置いてはやぶさを応援するカップルは、我家もよくふたりでパソコンのモニターを観ながらおしゃべりするので親近感を感じました。

いかにもなニートだけは、ちょっと、なあ……と思いましたが、アレは役者さんがやりすぎちゃったんじゃないかな。

はやぶさの独白、スタッフロールをみたらキャスト名が「竹内結子」ではなく、役名の「水沢恵」になっていました。
はやぶさの危機連続な状況が、科学者を目指して苦闘するヒロインと重なって感じられて上手いなあと思いました。

竹内結子さんの演じるヒロインは、女子力ゼロの服装といい、リュックにトートバッグの2個持ちといい、髪を後ろでひっくくって前髪ざんばら髪型といい、挙動不審で変な動きの仕草といい、もう観ていて、痛タタタ……なのですが、そんなヒロインが映画が進むにつれて、キュートで魅力的に見えてくる。
素晴らしい演技!
俳優さん達はみんな素晴らしい演技を見せてくださいましたねえ。

私が観た、はやぶさ映画はこれが二作目。
あと、もう二作制作されているので、とても楽しみ!
きっとそれぞれ切り口を変えて見せてくれることでしょう。

これをきっかけにノンフィクション系のプロジェクト映画がどんどん作られると良いな。
カイダはスカイツリー建設映画が観たいって。
KEKBやJ-PARCも映画になればいいのに!
リニア新幹線の山脈貫通トンネル掘削とかも!
ILCも!

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