ねこともダイアリー

猫とヒーリングライフ

満月に思う

2008-11-14 11:01:24 | キャットシッターへの道
昨夜の満月ご覧になりましたか?

月の周りに煌々と輝く幾重もの虹色の輪に魅了され、夜中にカメラを持ちだして外で撮影した写真がこれです。夜10時半くらいが最も美しく、夜空に浮かぶ雲もとても神秘的な動きを見せてくれました。まるで小波のような白い雲が月の周辺から南西の方角へ潮が引く様に流れて消えていったのですが、その前に龍の形をした雲が月からそっちの方角へ飛んで行った様に見えたのです。私は何の根拠もなく、「きっと何かあった。崇高な魂の方がお亡くなりになったのかも?」と思っていました。

こう思ったのも、きっと先日南里さんから九州でのお話をお聞きしたせいかもしれません。昨日の南里さんのブログでキャットシッターの大先輩である治田さんのお家のむぎょどんさんが他界した事を知りました。治田さんには一度しかお会いしていないのでお悔やみを伝えるのを躊躇したいたら、今朝夢に治田さんが出ていらっしゃいました。

私はめったに夢を見ず、その内容もほとんど覚えていないのですが、今回はやけにはっきり記憶に残っています。オットと二人で私の服をセールで安く買えたと喜んでいたら、そこへ治田さんと二人の若い男女が登場。(さすが元女優の治田さん)「それで、一体いつあなたの罪の懺悔を寸劇で発表してくれるの?」と私達に詰め寄ってきました。「それだけは人前では語れません!」とやたらシリアスに答える私。「じゃあ、その服は定価で買って頂戴」と冷たく言い、去って行く治田さん。オットと二人でどうしようかと真剣に迷っているところで目が覚めました。

それで、今朝ピーンと閃いたのですが、昨夜感じたあの大きな魂の移動は、治田さんのお家のむぎょどんさんや、前回の満月から昨夜までに他界した猫さん達の魂が、虹のたもとへ龍の背中に乗って送られて行ったのかもしれないと。私が目撃したのは、送り届け終わった後の龍の帰り道だったのかも。

先日ヨーガ教室の先生からお借りした『西の魔女が死んだ』を読みました。その中でおばあちゃんが亡くなった時に、孫娘に以前から約束していたサインを送る場面があります。「ニシノマジョカラ ヒガシノマジョヘ タマシイノダッシュツ ダイセイコウ」という内容の文字が一瞬窓ガラスに浮かんで消えたのです。

きっと昨夜の美しい満月と虹色の輪は、「みんな無事に虹のたもとにたどり着いたよ」のサインに違いありません。私も、9年以上前に19歳10ヶ月で大往生したナブミの死水を取った時のことを想い出すと、今でも涙がとまりません。やせ細ったナブミの身体の感触と温かいぬくもりが、未だにこの手に残っています。でも、今まで話にしか聞いたことのなかった「虹のたもと」を、昨夜しっかり感じ取る事ができたのですごく安心しました。