昔大好きAVライフ

昔の音楽などに興味のあるAV大好き人間です.念のためにAVとは「Audio Visual」の略です.

究極のオーディオシステム?

2009年02月26日 | AV関連

昔,「FMファン」という雑誌の中で,長岡氏に投書質問したキャリア55年という超ベテランのオーディオマニア.スピーカーシステムとしてヤマハのNS-1000M(昔,多くの人があこがれたスピーカーシステム)等を使用していた人ですが,いろいろ経験して,最後にたどりついたところが,ウォークマン(カセット)と普通のイアフォンの組み合わせ.

その超ベテランが言うには「スピーカーの音はささくれ立ち,コーラスは必ずといっていいほどボロボロに聴こえます.そこへいくと,ウォークマン,イアフォンの組み合わせは,安物にもかかわらず,聴き疲れのしない音がして,コンサートホールの雰囲気まで伝わってきます」と.

スピーカーシステムの音とイアフォンの音を比較するのは難しく,「ビフテキとにぎり寿司はどちらがうまいか?」に似ていますが,私もその人の気持ちが少し分かります.

私の場合はiRiverのメモリプレヤー(iFP899)+iRiver付属のイアフォン(sennheiser製)の組み合わせ.



iRiver製メモリプレヤー(iFP899)+付属のイアフォン(sennheiser製)


メモリプレヤーのイコライザーで高音部と低音部を少し持ち上げ聴いていますが,この組み合わせで聴く音楽は感動もの.

低音は生々しく,刺激的な音とは無縁な世界で,女性ボーカル,女声コーラスなどは鳥肌モノ.クラシックもいい.

ただ,ジャズやロックで高音部に「輝き,刺激感」を求める向きには不満が残る音かも知れませんがーー.

イアフォンをSHURE社製のE-3Cという実勢価格で15000円位の評判の良いイアフォンに替えてみますと,低音は軽く,高音部には刺激的なところがあり,メモリプレヤー本体との相性はイマイチでした.

以前,女声コーラスのCDを800万円以上のオーディオシステムで聴いたことがありますが,同じソースをこのメモリプレヤーに入れ,付属イアフォンで聴くと,比較は難しいですが,「音楽を聴いて感動する」という面では,決して負けていません.

困ったことは,このメモリプレヤー,イアフォンで聴いていると,「いつまでも聴きたくなり止められない」という点.

究極のオーディオシステムのひとつかな.
コメント
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