猫のやぶにらみ

こよなく猫にあこがれる中年オヤジのブログです

イマージョン

2005-02-07 | 未分類
「イマージョン(immersion)」とは、英語で「浸すこと、漬けること」を意味する。英仏2言語が公用語のカナダで、英語を母語とする子供たちにフランス語を習得させるため、1960年代に開発された言語教育法のこと、なんだそうです。

<引用開始>
 イマージョン(言葉漬け)教育を1992年に日本で初めて取り入れた静岡県沼津市の私立加藤学園暁秀初等学校(小学校)の授業。5年の算数では、つまずきやすいとされる帯分数の足し算を英語でこなしていた。帯分数の計算は、今の学習指導要領では削られたが、同校では削減前の教科書を英訳して使っている。

 5年の別のクラスでは「てこ」の働きを学ぶ理科の実験をしていた。班ごとに定規や積み木で装置を作り、手順や結果を全員の前で発表する。やりとりはすべて英語だった。
<引用終わり>

外国語習得について、これはとてもよい方法だと思います。要するに「英語(外国語)学ぶ」のではなくて「英語(外国語)学ぶ」、ということですね。この「を」と、「で」の違いが実は大きいのです。

実際、私も大昔に留学したことがありますけど、留学当初、一番、英語の勉強になったのは、外人用の英語のクラスではなくて、数学のクラスでした。数学は全く専門外で文系の私ですが、英語の勉強だと割り切って数学の基礎的授業に顔を出していたのです。高校二年生程度の内容で中身は楽勝だったので、こちらが教える側にまわったりして、随分英語力が身に付いたものです。

その後、仕事で海外駐在をするようになって、英語(外国語)で仕事をする、ようになると、ますます上達していくのが自分でも分るほどでした。

「外国語学ぶ」というのは、これは確かに、退屈で面白くないものです。だけど「外国語学ぶ」ということは(その学ぶ対象に興味がなければ別だが)楽しくもあり、必要(翻訳がない!通訳がいない!)なことでさえある、ということです。そして、楽しかったり、必要に迫られていたりすると、人間(だれでも!)、上達しないわけがないと思います。


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2 コメント

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なるほど。 (eimy)
2005-02-10 23:41:50
「外国語で学ぶ」・・・確かに説得力あるお説です。



外版の楽譜(ヘンレとか)の前書きはドイツ語だけど、読むと何割かはわかります。関係のない内容ではないからなんでしょうね。へたすると英語の解説文よりわかったりしますね。(英語での音楽楽語がワカリマセン!)



私はず~~~っと昔、アメリカの田舎の小学校に通いました。まだ渡航が自由化されておらず、ニッポンジンなどほとんどいませんでした。

なにもかもが珍しくて楽しかったです。
こんにちは (やぶ猫)
2005-02-12 00:19:27
ご賛同を得られたようでありがたいです。簡単に言えば「習うより慣れろ」ってことですかね。



>なにもかもが珍しくて楽しかったです。



楽しい思い出が出来てよかったですね。これが中高生の頃に行くと色々難しくなるケースが増えるようです。行くなら小学生以下か大学生以上がいいようですね。



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