消費税が8%になる前に眼鏡を作りたいと思い、横浜のクーレンズへ行ったが、いいなと思ったフレームは、昨年の11月に作った眼鏡のフレームと同じもののような気がした。
そもそも昨年作った眼鏡は間違えて度を弱く作ってしまったので、もっと良く見える眼鏡が欲しいと思い、今回また新たに作る決心をして、再びクーレンズへ行ったのだが、どうしても今回は気に入ったフレームをみつけることができなかった。
別の日にフレーム数が多いという地元の隣駅にあるJINSも覗いてみたが、思ったほど種類は多くなかった。
行った日は女性店員が2名しかおらず、別の女性客の相手ばかりしていて自分は全く声もかけられなかったため、JINSで買う意欲は無くなってしまった。
そんな経緯もあり、今日は仕方なく地元へ戻り、前々から何度もフレームを見に店内をうろついたことがある眼鏡市場で眼鏡を作ることに決めた。
地元の眼鏡市場は店舗が狭いため、フレーム数が多いわけではないし、他の眼鏡店より価格の設定が高い。
そのため若い客はあまり見かけない。
店内を一回りして、縁なしツーポイントの眼鏡フレームを選んだ。
私はド近眼なので、縁なし眼鏡は作れないかもしれないが、とりあえず選んでみた。
他の眼鏡店はフレームが決まったら受付へ持って行けばよいが、眼鏡市場は台帳に名前を書いて、順番が来るのを待たなければならなかった。
先に名前を書いておいて、待っている間にフレームを選べばよかったかもしれないが、台帳制だということに気付かなかったので、先にフレームを選んでしまった。
名前を呼ばれるまで、再び狭い店内をグルグル回って時間をつぶしたが、すぐ順番が回ってきた。
案内されたカウンターで作りたい眼鏡について話すと、男性店員から「それは無理」と言われてしまった。
私はパソコン画面がよく見えて、かつ遠くもそれなりに見える眼鏡が欲しいと言ったのだが、どちらかにピントを合わせると、どちらかが見えず、両方にピントが合う眼鏡は作れないとのことだった。
そこで提案されたのが、レンズの上部は遠く、下部は近くにピントを合わせるレンズだった。
自分で視点をずらすのだそうだ。
なんだか老眼鏡みたいで嫌だったので最初は拒否したのだが、慣れたらそのレンズのほうが良いと言う人が多いとのことで、試しに作ってみることにした。
また、私の視力では、ツーポイントのフレームでは厳しいと思うと言われた。
「今まで何千人も検眼してきましたが、縁なしでは作れないと思います。がんばってみますが、難しいと思います」とのこと。
何千人も検眼してきたという言葉に、私は他の激安眼鏡店の店員とは違う心強さを感じた。
アドバイスなど、言うことが前回のクーレンズの女店員などと全然違うのだ。
検眼してくれる店員の技術力は、眼鏡市場のほうが上かもしれない。
実際、検眼してみると、やはりツーポイントのフレームでは作れないことが判明し、フレームを選びなおすように言われてしまった。
レンズのピントゾーンが２つになるので、もっと縦の幅があるフレームを選ぶようにとのこと。
うーん、それだとレンズが大きくなり、若々しさが無くなるので嫌なのだが、仕方ない。
選んだフレームは、ツーポイントフレームより値段も高くなってしまった。
100％気に入ったフレームではないのが残念だが、まあまあのデザインのフレームがあって良かった。
それから、検眼のときに２つのピントに視点を合わせるのが上手いと言われた。
２つのピントというのが説明を聞いただけでは理解できなかったが、検眼時の仮のレンズで確かめて意味がわかった。
この程度なら目が疲れることもないし、何も困ることはなさそうだと思った。
次にカウンター席に戻ると、対応が女性店員に変わり、レンズの説明を受けた。
なんかよくわからなかったのだが、言われるままにレンズを決めた。
2,000円プラスになるが、パソコンのブルーライトをカットするレンズも選んでみた。
レンズの色が茶色になるのが嫌だったのだが、見本を見せられて、この程度の茶色なら許せると判断した。
２つのピントの位置も確認された。レンズに位置を示すシールを貼られた。
眼鏡が出来上がるのは28日とのことだが、料金は前払いだ。
私は眼鏡市場で5％割引が使えるので、1,050円値引きされ、19,950円を支払った。
会計時、レンズクリーナーは要らないかと聞かれたが、カウンターに置いてあったクリーナーを見たら安くないし、量が少なそうだったので断った。
そういう営業は余計だ。
激安の眼鏡は40分くらいで引き渡しとなるが、私が作ったのは２つのピントがある眼鏡なので、完成まで１週間もかかるんだね。
急いでないので困らないけど。
