上野の国立科学博物館で開催中の「チョコレート展」へ。
開催を知った日が、前売チケットの発売最終日だったので、会社帰りにぎりぎり前売券を購入できた。
それにしても、科学博物館でチョコレートだなんて、毛色の変わったテーマだな。
行ってみると、そんなに混んでおらず、見学は快適。
バレンタインデーが近づくと、もっと混みそうだけど。
第1会場の入口と出口付近に展示されていたのは、チョコレートで作られた、博物館を象徴するクジラや機関車、恐竜など。
そっくりに作れるもんだねぇ。美味しそうではないけど・・・。
チョコレートといえば、まずは原料であるカカオの説明から始まっていた。
種類が多くてビックリしたが、ガーナ産のカカオの実が、一番きれいだった気がする。
次は、カカオがどこでどうやってチョコレートにされて食べられるようになったかという歴史の展示。
ヨーロッパではチョコレートが飲まれていたようで、チョコレート用のポットやカップが素敵だった。
欲しいなぁ。
歴史に関しては、チョコレートがイギリスで作られたというのが、とても意外だった。
だって、現在、イギリスのチョコが美味しいなんてこと聞かないんだもの。
美味しいチョコは、他の国が研究して作っちゃったんだね。
日本のチョコレートの歴史コーナーには、日本を代表する菓子メーカーの代表的なチョコレート商品のパッケージが並んでいた。
過去のCМも流れていた。なつかしい。
ここのコーナーが一番面白くて、一番にぎわっていた。
やっぱり子供の頃から慣れ親しんだものに接すると、テンション上がるね。
驚いたのは、チョコレートを買うと文鳥が当たると書かれた昔のポスターだった。
そのポスターを見た人みんな、「本物の文鳥が当たるの?」と疑問を口にしていた。
鳥かご付きと書かれてあったので、生きた文鳥が当たるってことだよね。
すごい時代だ。
文鳥は、当たるとうれしいくらい人気があったってことだよね。
次は、工場でチョコレートがどうやって作られるかということが体験できるコーナーだった。
子供向けという雰囲気のコーナーだった。
その次は、ショコラティエが作るチョコが展示されていた。
本物を試食させてくれたらいいのに。
あとはチョコレートの未来に関する説明など。
会場を移動するとチョコレートショップがあり、撮影した写真がチョコの包装紙になる「フォトチョコ」のコーナーに行列ができていた。
無料ではないので、私は並ばなかった。
ショップの商品もイマイチで、買いたいと思うものがなかった。
しかも会場限定のチョコレートが品切れになっていたのは、どうかと思う。
何度も見に来られるわけではないんだから、常に在庫を補充しておくべきでは?
といっても、そんなに特別なチョコレートというわけではないので、私は全然欲しいとは思わなかったけど。
チョコレートに目を付けた展示は興味をひくので、とても良いと思ったが、ショップをもう少し充実させてほしかったかな。
ありきたりなチョコレートしか買えないのは、魅力に欠ける。