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タイのマンゴーに係る備忘録

2011年05月01日 | マンゴー

 涼しい4月を終え、今日から5月です。
 今年は季節の移り変わりが遅いと感じていました。
 しかし昨日、沖縄気象台が沖縄地方の梅雨入りを発表しました。
 4月30日の梅雨入りは、去年より6日早く(平年より9日早い)、この10年で最も早いそうです(1951年の統計開始以降、5番目に早い)。

 さて、話変わって今日はタイ産マンゴーの話題です。
 先日、近所のスーパーでタイ産マンゴーの「ナムドクマイ(Nam Doc Mai)」を購入しました。

 それに因んで、昨年お会いしたタイ(チャンタブリ)の研究員のT氏に教えていただいたタイのマンゴー情報の備忘録を付けたいと思います。
 以下、Q&A方式で記載します。



Q1:タイにおけるマンゴーの人気品種は何ですか?

A1:「 ナムドクマイ 」の人気が特に高い。また、最近では果皮が黄色くなるタイプの「ナムドクマイ スイトーン(金色)」の人気が高まっている。


Q2:「 ナムドクマイ 」とは、どの様な意味ですか?

A2:直訳すると、「Nam=水」「Doc Mai=花」となり、果実の形状が水滴状であることから付いた名称で「花の雫」と云った意味合いになる。


Q3:「 ナムドクマイ 」と言えば「No.2」や「No.4」といったバリエーションがある様ですが、それぞれの来歴を知っていたら教えてください。

A3:一般的な「ナムドクマイ」の来歴は古いため不明となっている。「ナムドクマイ No.4」は、カセサート大学がタイ国内で「ナムドクマイ」の変異(枝変わり等)を収集、選抜した際に、特別に早い時期に開花するタイプ(早生)ということで選抜した系統(品種)である。


Q4:日本にはタイから「マハーチャノック(Maha Chanok)」と云う品種も輸入されていますが、タイにおける「マハーチャノック」の評価や普及状況はどの様になっていますか?

A4:タイから日本に輸出されている「マハーチャノック」は、果皮が赤くなるタイプで、この様な品種はタイには元々はない。恐らく、海外から育種素材 を導入して得たものだと思われる。
 「マハーチャノック」のタイ国内での評価は、匂いがやや強いため、あまり普及していない。


Q5:「マハーチャノック 」とは、どの様な意味ですか?

A5:直訳すると「Maha=偉大な」「Chanok=父」であるが、この場合は「Maha Chanok =仏陀の10代前の前世(最初の前世)における名前」のことだと思う。

※私は以前に「マハーチャノック=大なる銛」と訳していましたが、誤りでした。


 マンゴーについては、以上です。

 視察中の貴重な時間であったにも関わらず、丁寧に情報を教えてくださったT氏ならびに通訳をしてくださったbuabuahan さんに、改めてお礼を申し上げます。

〇参考記事
 ・「マンゴスチンに係る備忘録(2010.10.09)」
 ・「タイ王国産マンゴー「マハーチャノック種」が輸入解禁になりました(2006.12.30)」

〇参考サイト
 ・「NHKニュース;沖縄地方 早くも梅雨入り(2011/04/30 13:40)」
 ・「47ニュース;沖縄が梅雨入り、気象庁発表 平年より9日早く(2011/04/30 11:50)」
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