海の家

旅行と映画の感想を載せていきたいと思います。
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スタートレック

2009年06月14日 11時12分28秒 | 映画感想
監 督 J.Jエイブラムス
出演者 クリス・パイン(カーク)
     ザッカリー・クイント(スポック)
     カイル・アーバン(ドクター・マッコイ)
     エリック・バナ(ネロ)

2009年6月13日(土)に観に行きました。スタートレックはファンなのですが、どちらかというとテレビ版の日々の事件を描くといったスタンスのものが好きで、映画のように大きな話になると、何だか今一歩感を感じてしまい、1~2回観た後はスルーしていました。
今回は、知人の薦めと、予告編の派手さもあって重い腰を上げて観てきました。

見終わった直後の感想は、よかった!の一言です。スタートレックファンの私としてはもちろん、ファンでない一般の客であるカミさんも、楽しんで観てくれました。
スターウォーズシリーズとは一線を画した、リアルな世界観と人間関係をもとに、独自の世界を見事に表した傑作でした。
以下細かな感想です


ネタバレもあります(^_^;)


主人公が父親の偉大な影を乗り越えて大きく成長するというストーリーは、(私だけの見方かもしれませんが)いかにもアメリカ的だと思います。リーダーとしての父親像というのは、(あくまでも私見です!)アメリカ文化の根幹をなしているように思います。場合によってはいささか定番に過ぎるこのストーリーも、この映画にとってはずばりはまった感じがします。カーク船長の成長と魅力をしっかり表してくれました。
カークの陽気で破天荒な性格の裏には、深い悲しみと父親に対する複雑なコンプレックスがあります。意志の力でその壁を乗り越える姿は、すがすがしく、頼もしくさえあります。
ポイントは「意志の力」です。日本ならば、ここで重大な事件(つまり環境の変化)が起こり、そこで初めて成長するというパターンが多いですが、カークは(前船長の一言があったとしても)自分の意志で船に乗り込み、自分の意志で艦長の座を得ます。そこがとてもアグレッシブで、でも頼もしいですね。(もちろんアメリカ的です(^^;))
また、スポックの態度にも涙を誘うものがあります。この人は本当にいいひとなんだなあ、としみじみと思いました。(話が長くなるので、泣く泣く割愛します)
そのほかの人物たちも、ファンなら思わずにやりとする場面が満載です。ファンとしてでなく普通に観た場合も、とてもキャラクターの個性が出せていてよかったようです。(カミさん談)
ストーリーは時間を題材にしたもので、これは様々な見方があるでしょう。しかし、主題を表現するために必然な流れで、あまりSF的にこだわりのない私にはすんなり落ち着きました。ラストでのスポック達(?)の会話は面白さと、感動がありました。
俳優さん達もみなはまり役で、特に主人公カークと敵役ネロはかっこよかったです。


映像面では、黒一色ではない、アーティスティックな美しい宇宙の表現、星々の特徴ある設定などは、見応えがあります。戦闘シーンを主とするCGは今更言うまでもありませんが、特にUSSエンタープライズ号へのこだわりは、並々ではありません。(建造中の所から力が入りまくっているように見えました。)この監督(スタッフ?)は本当にスタートレックが好きなんだな、と思わせます。

必見です。


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2 コメント

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その通りです! (ねこ)
2009-06-14 21:45:36
SR400さん、こんばんわ(^^)

 そうです!エイリアスは観たことはありませんが、MI3はちょっと渋い映画となったような気がします。

 賛否両論ありますが、自分のポリシーとビジョンを持った監督だと思います。
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Unknown (SR400)
2009-06-14 16:22:29
JJエイブラムスってMI3やエイリアスの監督ですよね?
この映画、見てみたいです。
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