龍って、かっこいいじゃないですか!
虎とか獅子とか、武将の並外れた才覚を表現する言葉があるようですが、龍は何というか、駆け上る勢いとシャープな雰囲気がありますね。
長尾景虎、Gackt氏が、その名に相応しい眩いばかりの閃光

正直、彼の姿に目を奪われたままで、そのあたりの台詞や呪文やナレーションが、ほとんど聞き取れていない状態となってしまいました。

大ファンだからとか、そういうことでなく・・・、自然とそういう気持ちにさせる雰囲気が彼にはあるんですよね。
やっぱり。
浮いてます、浮いてます。

この、他とは違う異質な雰囲気を持った彼が、今後どんな風にこの滔々と流れてきた物語に入り込んでいくのかが、楽しみでなりません。
今回は紹介方々という、序章というところまでも行かなかったような出番で終わりでしたね。
「越後の龍」
と言うより、今回は
「真田の御旗」
と言いたくなるようなお話でした。
このサブタイトルでは武田の御旗が登場したのと、似たものになってしまうので、そういうわけにも行かないのでしょうが、どこの国の旗も、誕生した時はこんな風に感動のあるものなのだろうな、と思いました。
さて、今回はしょっぱなから、「勘助の子」って、何を爆弾発言してるんだ


(どうせ、それだけのことでしょう?

由布姫も出産した子を早く勘助に見て貰いたい、そう思っていたのですから、二人の思いがこんな風に通じ合う、と言うことはあるものだろうな、というのは感じました。
開いた目の前にいたのは由布姫ではなく、太吉

10日も眠ったままの勘助は、幸隆が運んでくれた上州・安中の長源寺の住職が、医師免許があるわけではないが、鉄砲の弾の摘出手術をしてくれたお陰と、幸隆が山伏から聞いた薬として、忍芽が飲ませていた、馬糞をお湯で薄めたもの


幸隆は、武田に仕官する決意を表すのですが、真田としての恨みと晴信に対する良くない噂から、忍芽は強く反対します。

一方、諏訪では晴信がやっと由布姫と四郎に対面を果たしていました。

産後の身を案じ、勘助のことを言わなかった晴信なのですが、由布姫からの何気ない言葉から、衝撃を受けてしまいます。



穏やかな笑顔に穏やかな言葉。
お舘様の情の厚いことを知っているからこそ、勘助がその分非道に徹した、けれどその勘助の中に情を感じるから、勘助の笑顔を見ると嬉しくなる。
勘助のことも、晴信のことも、心根に情を感じるといった、褒めている内容ではあったのですが・・・、何か配慮が足らないと言うのか、気持ちは穏やかになっても、由布姫の欠点はそのままなんだな~、と感じさせるような言葉でした。

勘助がいなければ、お舘様はもっと早くに負けていたかもしれない。
&、板垣様も言っておられた・・・、と。
この時から、晴信の中で何かが変ってしまったのですね。
信濃で武田に謀反を起こそうとしていた大井貞清の城は、教来石が水を絶ったことにより、時が経てば落城するはずでした。
けれど、晴信の一存で攻め入ることに。
城主と嫡男は生け捕り、そして残党を1人として残すことは許しませんでした。
まるで信虎みたいじゃん。

そう思っていたのは、

板垣や甘利たちも。
うーん、やっぱり同じ血、DNAが流れているんだな~、と。
今までは心の奥底に小さくなって眠っていただけのことで、由布姫がそれを起こしちゃった。

亀次郎さん、上手い

本当に上手いです。
気合い入ってるとか、力み過ぎ、声がでかい、の次元ではありませんね。
見事な演技力に、思わず勘助のように平伏す私でした。
この時の功績を称え、教来石さんは、譜代家老衆の仲間入りと、新しい名前を賜るのですね。
馬場民部少輔信春・・・馬場さん


さて真田の方ですが、幸隆の決意を聞いた長野業政は、いずれ長野と真田が敵になった時の覚悟があるのならばと、止めることはありませんでした。
関東管領・上杉が長くないことを感じていたようです。
反対したのは忍芽の実兄、河原隆正でした。
武田に仕えれば逆臣、忍芽との離縁まで言い出すのですが、真田が里を失ってからの六年間、関東管領や兄が遊興に耽っていたことを思えば、武田の方がまだ良い、我が手で我が里、家臣領民を守りたいと言う夫の思いに、忍芽はこれからもずっと添い遂げる決意をします。

子供たちまで一緒に頭を下げるなんて偉いっ。

真田家の人々って本当に


自分はなんて果報者なんだ、と、しみじみと幸隆。
今後のことを勘助と話している時に、村上と関東管領の先にいる敵の話が出て来ます。
そこで待ち受けているのが、越後の龍・長尾景虎なのですね。
旅立つ幸隆たちに、寺の住職・晃運字伝は、餞別に六銅銭を渡します。
死者の棺に、三途の川の渡し賃として入れるお金です。
真田は一度死んだから二度とは死なない、っていう嬉しい願いの篭った餞別です。
甲斐にやってきた幸隆を迎える晴信。
勘助無事生還の姿を見るのも、この時が初めてです。
源五郎も嬉しそう。

幸隆には早速、知行200貫と真田郷・北部の地と松尾城を与えられます。


粋な晴信の計らいですね。
でも、そんな晴信の心の中は、今までとは違うんですよ。
勘助にはしばらく軍師の仕事を休ませ、四郎の守りをするようにと命じます。
その方が由布も喜ぶ、??と思いつつ、久々の由布姫、そして四郎様との初対面で、喜びと、己の決意を新たにする


勘助が晴信から感じたものは自信ではなく慢心では、という板垣の危惧、それによって武田家がどのように変っていくのか。
伝兵衛&葉月の影の働きで再び集まった家臣たちと、六連銭を模った真田の御旗を掲げ、喜びの真田家。
どちらも今後がとても気になるところです。
あ、忘れてた、真田と諏訪の間で揺れ動く平蔵の思いも、気になりますね。
せっかく描いたものなので、以前と同じ作品ですが、ガクト(Gackt)さん(笑)の本編での初登場記念にちょいと貼らせて頂きますー。


今回の小山田様は、
「しぶとい奴よのう」
眉毛を上下させるだけで、顔色は変らず。
勘助の無事の知らせを聞き、どんな胸中だったのでしょうね。

追記なのですが、こちらでは再放送で「ミセス シンデレラ」を放送しています。
内野さんのお顔が、つるんと綺麗


ご参考にどうぞ。
「風林火山」公式HP
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どうしたもんでしょう。
17歳の長尾景虎の「浮き方」、私もいいと思っています。由布姫も浮いていましたし。ところで、Gacktって公称466歳らしいんですが、本当はいくつなのかな?
由布姫は、やっぱり幼い、お姫様なんですよね~。悪気はなかったと思うんですけど、やっぱりそんなこと言っちゃダメですよね。
晴信が信虎に近くなっていく、というのは、かつての信虎が信頼できる軍師をなくしてから変わっていった、というくだりに似ていると思います。(このとき勘助は生存不明だったので)「光を放つものは影を必要とする」と、大井夫人も言っていた気がします。
でも、若い晴信はそのことに気づいていません。そういう未完成な感じを市川さんが非常によく演じていたと思います。
由布姫は誉めているつもりで言ったようですが、晴信の男のプライドを踏みにじってしまったようですね。
Gacktと龍はイメージあっていると思います。本格登場待たれますね。
やはりガックンは。。。妖艶でしたね~☆
あの何とも言えない雰囲気、晴信のライバルとは思えないモノがありましたね。。。
これまで景虎役を演じてこられた人は沢山いましたが、今までの役者さんとは全く趣の異なるキャラになってましたね。。。
今回はまだ『顔見世』程度でしたが、彼が今後どのように立ちはだかっていくのか、その流れが興味深いところです。
真田家も悲願の旧領回復を果たし、しかも旧臣たちが戻ってきてくれるなんて・・・これ程嬉しいことは無いですよね。。。
やはり幸隆は・・・相当の人徳者だったんでしょうね。。。
平蔵も幸隆が戻ったと知り、未練が出ていたようでしたが、もし彼が思い切って真田の元へと走っていたら・・・この後の歴史はどうなっていたんでしょうね。。。
嬉しいです!
この時、景虎まだ17歳なんですね。
新星現る!などのキャッチフレーズ(ちょっと感性が古いかな・・・
Gacktさんが素直に丸く時代劇に収まるなんて、初めから思ってませんでしたから、その浮き具合を楽しんで行きたいと思っています。
由布姫、今回は本当に悪気はない、素直な気持ちを言っていただけのように思えたのですが、やはり自分が誰かと並べてあんな風に言われたら、ショックです。
悪気がないからなおのこと!って思うかも。
しかもずっと父のように思っていた板垣さえもそう思っていたと知った事が、どれほど辛かったか。
あの時、勘助の生死がはっきりしていない、どちらかと言うと絶望していた、と言う不安な気持ちの中、と言うのもあったのでしょうね。
由布姫って、なんだか一緒にいて精神が休まらないような感じがしますね。
なんだか謎が多そうで、面白いですね。
「風林火山」の公式HPでも、穀類は一切食べていないとか、彼なりのポリシーが描かれていましたね。
あの時、晴信が由布姫の産後の身を案じて言わない方がいい事など、気遣っていたので、なおさら傷付いた晴信が気の毒でなりませんでした。
研ぎ澄まされた龍のイメージ。
Gackt さん、今のところ合格
台詞がもっと増えると、どうなるのかな~・・・。
期待と不安と入り混じってます。
同感です~!真田様は一番好きな武将なので、個人的には嬉しかったです。故郷に戻れてなによりでした。この点では晴信を評価します。
Gackt氏のシーンはあっという間でしたね。
でもほんと、私も目を奪われてぽ~~となってしまって、何の呪文唱えていたとか分かっていません(笑)。美しすぎる!そして浮いている!(笑)。
>こちらでは再放送で「ミセス シンデレラ」を放送しています。
内野さん、まるで別人ですよね。「光」みたいな王子様と出会ってみたいと妄想したものです
Gackt氏の絵素敵ですね♪
今までにない奇抜なキャスティング!
脚本家の方が選ばれるのかしら?
個性の強い人がお好きなようですね。
あの独特な雰囲気の方が、晴信たちと絡んでいく様が、今のところ想像出来ないでいます。
どうしても1人だけ浮いた感じがするものだから、その辺の描き方、お手並みをとくと拝見いたしましょうか、という感じです。(これまた偉そうに
真田家の話になると、いつも心が温かくなるような、ジンと来るものがありますよね。
忍芽さんがあんな風に幸隆に付いて来てくださったのだから、出来れば今までの情に厚い晴信の姿を見せたいと思うのですが、晴信はまた以前の晴信に戻ってくれるのでしょうか。
とりあえず、真田の里を一部とは言え城付きで与えてくださったことで、今までの良からぬ誤解は解けているのかな、とは思いますが・・・今度は新たな不安材料が・・という感じですよね。
平蔵、気持ちが揺れ動いていましたね。
ヒサを捨てることも出来ないだろうし、こちらも複雑ですね。