久々に病気になったりっき。月曜日、幼稚園を休んで病院に行ってきた。やっぱり想像通り手足口病だったんだけど、手足口病にしては熱が高かったのは、扁桃腺に菌がまわって扁桃腺を腫らしていたからということがわかった。結構腫れていたので、抗生剤を出してくれることになった。
実はこの抗生剤、すっごいクセモノ。
1年位前にりっきがひどい風邪を引いたときもこの抗生剤が出たんだけど、色はショッキングピンク、どろーんと粘り気があって、味はめちゃめちゃ甘くて、そしてものすごくまずい。一応、子供用にこの色と甘みをつけてあるみたいなんだけど、はっきり言ってこれは大人が飲むのだって相当勇気がいる代物。
この粘り気のせいで、口の中にいつまでも残るみたいで、それが気持ち悪いらしい。なかなか飲み込めなくて何度も「おえっ」となっちゃう。どうせなら粉末にしてくれれば、オブラートとかジュースに混ぜるとかできるのに。なんでこんなねばっこくするんだろうなぁ?
りっきはこの薬をはじめて飲んだとき、思いっきり吐きました。今回も、相当苦労して苦労して何とか飲み込んだけど、飲み込んだ後に何度も『おえっ。』となみだ目でえづいてた。でも、この薬がきいたのか、夜には熱も下がり、翌朝はすっかり元気になって起きてきた。幼稚園にも行く気まんまん。本当はもう一日休んだ方がいいのかな?とも思ったけど、本人が強く希望するし、実は私もピアノのレッスンとかランチとかこの日は色々予定があったので、結局幼稚園に連れて行くことにした。
途中で幼稚園から電話がかかってきて「むかえにきて下さい~」って言われるかな?と思ったんだけど、無事かかってこず、幼稚園終わったあと、お友達のうちにも行けた。でも幼稚園から帰ってきたりっき、手にアイスノンらしきものを持っている。あれ?もしかして、また熱がでた?と思い、りっきに聞いてみると「でてないよ。」という。「じゃあなんでアイスノン持ってるの?」というと「これはねぇ、あせかいちゃったから。」という返事。汗?汗かいたからアイスノン?んなばかな。こんなに涼しいのに(本日の最高気温18度)汗かいたからってアイスノンなんてもらえないでしょ。で、迎えに行ってくれたお友達のお母さんに聞いてみると「お昼過ぎにちょっと熱っぽかったから、アイスノンを渡しておきました、ってことらしいよ。」だって。でも、それをりっきに言っても「ないよ。あせかいちゃっただけ!」の一点張り。まあ、この時点で熱はないし、まあいいか。
お友達の家で遊ばせてもらった後、家に帰ってきてご飯をたべさせた。食欲はずいぶん戻ってきている様子でよかった。食後に「じゃあ、もう一度お薬飲んでおこうか。」というと「あのねぇ、おねつもないし、のどもなおったし、おくちもいたくないから、りく、おくすりもういらないよ~。」と言う。「でも、一応念のため飲んでおかなくちゃ。ちゃんと飲んで治しておかないとまた悪くなっちゃうかもよ?」というと、みるみるうちに両目に涙がたまり、こういった。
「もう、もう、げんきになったから、おくすりのませないで。りく、あのおくすりのんだらもっとおびょうきになっちゃう~。」
だって。そっかぁ、だからあのアイスノンも頑なに「汗かいただけ!」って言い張ったのね。そんなに嫌なのか、あの薬・・。
「わかった。じゃあ、お薬は飲まなくていいから、その代わり今日はとっても早く寝ようね。わかった?」そういうと、りっきは、
「うん!」
と言ってすばやく歯を磨き、2階に上がり自分でパジャマに着替え、トイレに行ってベッドに入り、本を一冊読んであげたら「じゃあ、ママ、おやすみね♪」と電気を消して布団にもぐりこんで目を閉じました。この間約15分。普段の2分の1の時間で全てを済ましたよ・・・。
でも結局夜中に激しく咳き込んだので、なんとか説得してもう一度お薬を飲ませました。ぼろぼろ涙をこぼしながら頑張って薬を飲むりっきは本当に辛そう。
もうちょっとお薬改善してくれないかなぁ。