S.Boy blog

いかに生きるか いかに撮るか

写真への情熱

2008-08-22 | アマチュア写真家論
前回、クリアな画像が素晴らしいというわけじゃない、という話を書いた。書いた後に、当方が所属する写団くろねこのノロさんの写真を思い出した。
ノロさんの写真は一味違う。何が違うのか。たんにきれいなだけの画像を求めているわけではなく、何か重量感があるといったらいいのか。
ひとことで言うと「情熱が込められている」ということかもしれない。

「こんなシーンはめったにない」という写真をいくつも持ってきてくださる。街中での雑踏で撮影されたものが多い。一瞬のシャッターチャンスを的確に捉える技術力あってのことだが、それだけでない。写真の神様が舞い降りているに違いないと思うのだ。写真の神様は情熱をもって撮っている人に味方してくれる。
さらに、撮った写真を丹念に焼き込んだり多い焼きしたり(デジタル処理)、そうやって作品を追い込んでいったものを持ってこられるので、とても勉強になる。

いっぽう自分はといえば、撮ったものをせいぜい濃度調整するかトリミングするぐらいで、それで作品ができたことにしていた。あらためて冷静に見直してみると、フラットでエネルギーの感じられない写真ばかり。
今月の例会でノロさんの写真にあらためて感銘を受け、自分のワークフローを変えつつある。具体的にいうと、シルキーピックスの現像後プリントから、フォトショップで作り込み作業してからプリントと、手はかかるけど自分の作品を大切にする考え。

photo : 京都・太秦 by EOS40D


最新の画像もっと見る

コメントを投稿