ねこ吉のよしなしごと

どうでもいい事ばかり書いていますが・・・。すっかり備忘録になってます。

「世界の果ての通学路」を観てきた。

2014-04-26 21:26:13 | 映画 ドラマ 観劇 展覧会 読書
今日から、ドキュメンタリー映画「世界の果ての通学路」がシネリーブルで封切りだ。

ねこ吉は、この映画の予告編を見て、必ず見に行こうと決めていた。

初日はきっと混むだろう。
1回目は10時から上映される。
それに間に合うように、9時過ぎに家を出た。

10時前にシネリーブルについて、指定席をとった。
初日なのに空いていた。やっぱり地味な映画なんだね。

4人の子供たちが遠い学校に通う様子が、それぞれ同時進行で描かれている。

ケニアのジャクソン君は妹と一緒に、象やキリンやシマウマがいる危険な平原を、2時間かけて歩いて学校に行く。
頼りになる優しいお兄ちゃんだ。
パタゴニアのカルロス君も妹と一緒に、馬で険しい山を慎重に一歩ずつ進んでいく。見事な手綱さばきだ。学校まで1時間15分だって。
こっちのお兄ちゃんも、妹思いだ。

モロッコの女の子ザビラは、友人3人と月曜日の早朝、4時間かけて歩いて寄宿舎に向かう。
1人が足を痛めたので、乗せてくれるトラックを探しながら、労わりながら歩いてる。

インドのサミュエル君は、足に障害があって歩けない。オンボロ車椅子に乗せて、弟2人が悪路を必死で押して、
街の学校まで連れて行く。
車椅子は壊れ、兄弟喧嘩をしながら・・・。1時間15分かかる。
弟たちの可愛さは最高!

日本では考えられない通学路だわ・・・。

こんなに大変な目をしてまで、学校に通う子ども達。
親も心配でも祈るしか手段がない。電話もメールも縁のない生活。

まだ地球上にこんな地域があるんだね。大自然の前には、人間は何て小さいんだろう・・・。

でも、皆学校が大好きで、夢に向かって一生懸命頑張っている。
いじめも無さそう・・・。

子ども達のキラキラした瞳が印象的だった。



遠い昔、ねこ吉の小学校の通学路は、まだ店を開けていない商店街の中を抜け、国道の信号を渡って15分ぐらいだったかな・・・。

帰りは、人で賑わう商店街の中を通って、家に帰る。
11月中旬からは、クリスマスや大売出しで、人が溢れていて大賑わいだった。

途中、東映系と松竹系の映画館の前も通った。
大きな看板とポスターで、どんな映画が上映されているかが判った。

秋刀魚の味
さんまと読むと親に教えてもらった。
特に松竹映画は、映画の内容は知らなくてもポスターを見ていたから、BSなどで古い映画が放送されると見覚えがあって
懐かしく感じることがある。

夏には怪談映画の看板が嫌でも目に入って、怖がりのねこ吉は下を向いて早足で歩いた。
早く終わらないかと、悩みの種だったなぁ・・・。

今日見た映画の通学路とは、究極の正反対の通学路だったわ・・・。