(1)トランプ大統領とプーチン大統領の電話協議ではプーチン大統領が米国の停戦案に同意しなかった。米国の影響力後退を見越してのウクライナ侵攻のプーチン大統領としては同意できる話ではなかった。
ガザでは30日間の停戦が終了しイスラエルがガザ空爆を再開して、再び多数の死傷者が出ている。トランプ大統領がイスラエルのガザ攻撃再開を了承したとの情報も伝えられて、そうだとすればトランプ大統領がハマスがイスラエルの人質60人をまだ解放しないことが報じられて、トランプ大統領の意向に反して人質解放に向かわないハマスへの攻撃再開に踏み切ったということだ。
(2)ウクライナ戦争もガザ攻撃も以前にもましてさらに厳しい戦況を迎えることが懸念される。世界経済で4月からトランプ大統領の相互関税が開始されるのを受けて、ウクライナ戦争、ガザ攻撃が停止、停戦されることが世界経済が混乱から回復する機会になると考えるだけに、一説によるとトランプ大統領はウクライナ戦争、ガザ攻撃を抑えることによってノーベル平和賞を望んでいるともいわれてトランプ大統領がどう出るのか注目される。
(3)トランプ大統領は大統領令でケネディ元大統領暗殺事件に関する機密指定文書すべての公開を命じる署名をした。こちらは公開するには裁判所の了承が必要でどこまで公開されるのか、驚がくの新情報が出てくる可能性、期待は低いといえる。
トランプ大統領が8年前の1期目に「国家安全保障上の懸念がある」として公開が延期されており、2期目の今回大統領令ですべての同機密指定文書の公開を命じたのもどういう変化か、裁判所が了承しなければ裁判官を変えてまですべて公開に踏み切るのかはわからない。
(4)事件当時はキューバ、当時のソ連の陰謀説も取り沙汰されたこともあり、トランプ大統領が機密指定文書公開によって露プーチン大統領に圧力をかけ交渉を有利に使おうという考えもあるのかもしれない。
自らを王様というトランプ大統領が権限、権威の絶大性をみせようというだけなのか、ここに来てケネディ元大統領暗殺の驚がくの新情報が出てきてほしい世界政治の期待はあっても、米国にケネディ神話、暗殺事件を蒸し返すようなことは望まない、避けたいところもあるのではないのか、行方に注目だ。