妙齢乙女の純情つれづれ

妙齢って本当は若いお嬢さん。身も心も乙女☆で純情一直線な…でも微妙なお年頃のアタクシが“恋愛・結婚”について思うコト。

樹海

2018-02-24 11:55:21 | 日記
愚か者の私は。
訣別を決意した筈なのに、いまだ彼への想いが断ち切れない。
彼のこと、彼との関係、彼との記憶に…思考が占められている瞬間が日に幾度もある。
もういい、って思ったのに。

立て続けに時間を共にしたせいもあるだろう。
彼との時間に、いままでのような高揚や、ドキドキがないのも事実。
ただ。
引き換えに…まるで共にいることが当たり前のような錯覚に陥る瞬間もある。
なぜ終電で離れなければならないのだろう?という違和感。
なぜ、あなたは帰るの?
どこに帰るの?

そのくらい、私は彼との時間が普通に、居心地の良い日常になっているのだろう。
一緒にいて、疲れないのだろう。
ストレスがあれば、非日常の時間を終わらせ、日常に帰りたい、と思う筈だ。

だからこそ。
彼が必死に帰宅しようとしていること。
それが彼の気持ちなのだ。
それがわかっているから訣別しようと決意したというのに。

その決意が揺らぐほど、彼と一緒にいる時間は当たり前で、離れがたいのだ。
いくら、彼の言動に愛を感じることができなくても、彼との未来を期待してしまうのはなぜなのだろう?
いや。
未来を期待するのではない。
ただ、ただ、離れられない気がするのだ。

彼から、好意は感じられど、愛は感じない。
そして、女の直感は正しい。
彼は私を狂おしく自分のものにしたい、などと思っていない。
彼の気持ちは理解できる。
私にも、そういう存在があるから。

だけれど、好意がある、好意をもてる関係は、早々ないわけで、その時点でご縁の賜物。
そして、好意と愛は、互換性があると思うのだ。
だから、無下に悲観することもない。
そう思っている。

ただ、ただ。
己が愚かだな、と思う。
なぜ、私は彼のことが好きなのだろう?
なぜ、彼といると心地よいのだろう?
決して彼は、私を幸せな気持ちにはしてくれていないというのに。
勝手に、幸せを感じている…そんな感じ。
冷静に考えたって、彼との未来は明るいものではない。
彼が愛を感じて、ひれ伏して未来を求めてくれたって、幸せになれそうもないのに。
いまの関係性で、何をか言わんや。
イバラの樹海だ。
それなのに。
彼と離れたくない、と思う自分がいることに驚いてしまう。
頭では否定している関係なのに、心と身体が彼を無意識に求めている、そんな感じ。
金縛りにあうような膠着状態。

ここは気楽に行こうと思う。
離れたくないなら、離れなければいい。
怒りたければ怒り、我慢はしない。
会いたければ会えばいいし、会いたくなければ、会わなければいい。
訣別を決意した関係なのだ。
思うままにすればいい。
それでも喜びと幸せを感じてしまうなら、それでもいいじゃないか。
ただし、訣別を決意するに値する人であること、それに値する気持ちしか彼にはないこと、をゆめゆめ忘れてはいけない。

樹海を、いけるところまで行ってみたいなら行けばいい。
ただし、退路は確保して。
そうして、私から愛は捧げないこと。
彼への愛を減らす努力をすること。
他の人も愛する努力をすること。
それが出来なければ、私はイバラの樹海で傷だらけになるだけだ、と心得よ。

自分の気持ちに素直でいれば、きっと、後悔は一番少ないだろう。
一度しかない人生だもの。
それもいい。

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