妙齢乙女の純情つれづれ

妙齢って本当は若いお嬢さん。身も心も乙女☆で純情一直線な…でも微妙なお年頃のアタクシが“恋愛・結婚”について思うコト。

オーダーミス

2016-10-29 20:55:27 | 日記
執着すまい。
都合の良い女でいい。
彼に快適さを与えてあげられる女でありたい。
私は彼に、一ミリだって、一グラムだって、責任も重たさも背負わせるつもりはない。

そう唱えながら。
それでもいいから、彼との時間を続けたい。
彼と一緒にいたい。

でも、同時に心に同じだけ、暗い影を落としてしまう。
私は都合の良い女でしかないのだろうか?
私は、セフレということになるのだろうか?
私が思う気持ちの数パーセントも、彼は私のことを思ってはくれないのだろうか?

都合の良い女でいい。
都合の良い男にすればいい。
そう歯を食いしばって、決意したのに。
彼のことを好きになればなるほど、辛く苦しい。
彼と一緒にいたいから。
彼に便利さを提供するのはいとわない。
だけれど。
彼との時間を持ちたい、彼とずっと一緒にいたい、と思うことと、便利でいることは矛盾する。

彼の誕生日に一緒に過ごせなかったり、クリスマスに一緒に過ごせなかったり、するのだろう。
過ごしたい、と言ってはいけない気がして…辛いのだ。
かといって、彼が他の誰かと過ごしているのかも定かではない。

彼に結婚を迫るつもりはない。
養育も迫るつもりはない。
だけれど…彼と一緒にいたいし、彼みたいに好きになれた人の子供が一人でも生めたら、私が女性として、人として生を受けたことに感謝できる気がするのだ。
人として生まれてきたことを、ずっと後悔して悲しんできた私に、そんな逆転の可能性をくれる稀有な存在が彼なのだ。
でも、便利でいるために、彼に負担を背負わせないために、彼に依存すまい、とは心に言い聞かせてる。
本当は頭の先から爪先まで、彼に依存したくて、彼のことしか考えられないくらいだけれど。
長年、一人で立ってきた私なのだから、大丈夫。
見せ掛けだけは…一人で立てている。
こんな私を知っているのは、ここの文字たちと、私がすべてを打ち明けているとある人だけだ。

彼が欲しい。
彼との未来が欲しい。
そして、それを覆う蓋が欲しい。
彼への気持ちが大きくなればなるほど。
仲が深まるほど。
蓋が出来なくなっていく…

私は、これから、どうなるのだろう…
捨てられてもいいから、遊ばれてもいいから彼が好き。
そう思って飛び込んだけれど…嫌だ。。。
彼との時間が…続かないことが、怖くてたまらないのだ…。

なぜ、幸せな恋ができないのだろう?
こんなに幸せな恋を、オーダーし続けているというのに…………………
目の前にいる彼は…あんなにも近しいのに。
目の前にいない彼は…果てしなく遠い気がして。
不安で気が狂いそうになる。

頭がおかしくなるほどの恋がしたい、と思ったからいけないのだろうか。
そのオーダーが、通ってしまったのかしら。

違うの。
彼と頭がおかしくなるくらい、理性が飛ぶくらいの激しい恋をして…幸せになりたいの。
それがオーダー。

お酒

2016-10-29 18:39:43 | 日記
最近、お酒が好きになった。

この1年、いや9ヶ月。
多分、今までの一生分以上、お酒を飲んだだろう。
恋しい彼が、お酒を大好きだから。
必ずお酒が横にあるから。

私はお酒が好きじゃない。
別にお酒なんか必要だと思わないから。
コーヒーで充分だ。
お酒ではしゃぐ人も、飲み会も好きではない。

ただ。
彼と飲むお酒はとても美味しくて。
彼とのお酒の時間はとても楽しくて。
ホロ酔いになると、とても気持ちがよくて。
ホロ酔いの状態で彼に寄り添うことは、このうえもなく幸せで。
お酒って良いものだ、と知った。
彼はお酒にとても強く、決してお酒で乱れたりしない。
酔った、と言い甘えてくることはあるけれど、決して記憶をなくしたりもしていない。

私の鉄の掟がある。
お酒を飲んでも飲まれるな。
酔うなら飲むな。
飲むなら酔うな。

彼は合格だ。
お酒を飲んだからといって、何も変わりはしない。
私がホロ酔いになるのを見計らって、距離を縮めて来るだけだ。
私にとって、お酒は敵ではなくて…味方だと知った。
大好きな彼との距離を縮めてくれる味方。
『酔ってきちゃった』
と呟いて、彼にしなだれる時の私は、初めて自分の鎧を脱いで、身軽になって素の私で男性に接している、と実感できるのだ。
そんなこと、したことがなかった。
男性の前で酔いたくもなかったし、酔えなかった。
何故なら、お酒を飲んで多少なりとも変化する彼らを見ると、酔いどころか、気持ちが冷めていくから。
スーっと、心に冷たい空気が降りてきてレースのカーテンを垂らして行く。
そして同時に、彼らの前で決して、自分を晒すまい、彼らに隙を与えまい、と決意を新たにするのが慣例だった。
だから、いつしか、私は、お酒が好きではない人がタイプなのだろう、と理解するようになった。
男性とのお酒があまりにも、楽しくなかったから。

それは誤解だった。
大好きな男性の前で、お酒の力を借りて、少し大胆になれたり、結果として隙を見せることができる女性の味方の魔法の水だったのだ。
私は、自分の色白の肌が朱に染まり、田舎の女の子になるような姿も醜くて大嫌いだった。
だから、極力、飲まなかった。
でも、ピンクに染まる私を、彼は決して嫌ってはいないらしい、と思うと嫌じゃなくなった。
お酒で火照る自分を気持ちい
い、と感じたのは…初めてのことなのだ。

彼が連れて行ってくれる魔法の空間も、私にお酒を教えてくれる大事な場所。
そこで愉しむお酒はとにかく格別で。
美味しくて、幸せに浸るくらい楽しい。
ここでは、彼と私は公認の恋人だから。
そうして、二人で格別に美味しいお酒をいただいて、お酒についてのお話も聞ける。
彼と初めて二人でお食事して、魔法の空間に連れて行ってもらったときから…どんどん、お酒が好きになっていく。
彼を好きな気持ちに比例して、どんどん。

いま、私が仕事飲むお酒も嫌ではないのは…彼のことを思い出せるから。
相槌を打って、微笑みながら、私は前回彼と飲んだお酒を思い出す。
お酒を通して、彼との余韻に浸るのだ。

ああ、前回彼と会ってから…とうとう片手で収まる日数を超えて、経過してしまった。
なんで、こんなに会いたいのだろう。
なんで、こんなに好きなのだろう。
なんで、私だけが、こんなに好きなのだろう?
私の持論は…人間て鏡だと思っていたのに。
好きな人には好かれて、苦手な人は、きっと向こうも苦手、だと。
鏡が、アンバランスだ。
なぜ、私だけがこんなに好きなのだろう?
お酒を飲んだら、この苦しみは薄らぐのかしら?