濱の与太郎

祭り!ベイスターズ!なにより、ヨコハマが大好きだぁ~

2014 ハマスタ観戦記 その3 まとめ

2014年12月09日 | ひとりごと・・

常にモチベーションをキープして働く人・・・
こういう人って、仕事に対してどのような部分にやりがいを見出しているのか?

もちろんプライベートの充実を糧としてイキイキ働く人もいる(オイラがそう!)
しかし、今回は、あくまで仕事での“やりがい”を考えてみた
考えられる“仕事のやりがい”には、次の5つのタイプがあるという

仕事のやりがい その1「成果」
ひと仕事を終えた達成感や、成果が出た瞬間の喜びを味わうのがやりがい!
日々仕事を頑張る人。普段から生き生きと仕事をこなしているわけではない
むしろ辛そうにしている日のほうが多い・・・
しかし心の中は、自分を会社や世間に認めさせたいという野心で溢れている

仕事のやりがい その2「給与」
好きなことをするのにお金を惜しみたくない、貯金は多ければ多いほど安心する
高い給与を稼ぐために仕事で成果を出そうとする

つまり、仕事のやりがいを給与に見出している!
通帳を見ればモチベーションを上げることができるため、どれだけハードワークでも
それを乗り越えることができる

仕事のやりがい その3「仲間と働くこと」
チーム一丸となってプロジェクトを進め、互いにサポートし合いながらひとつの成果を
目指す“一体感”にやりがいを感じる!

友情に熱く、困った仲間は放っておくことができないような、面倒見が良いタイプが
仲間と働くことにやりがいを見出しやすいといわれている

仕事のやりがい その4「業務内容そのもの」
家にいても常に仕事のことばかりを考えている
出勤前に憂鬱になるなどもってのほか。このような人は健康を損ねる恐れがあるので、
働きすぎに注意しなければいけない

しかし周囲からみればワーカーの鏡である。仕事が楽しくてしょうがないという、
例え、なりたくてもなれるわけではない!うらやましいタイプかもしれない

仕事のやりがい その5「責任ある仕事」
周囲からの期待を感じると、それまで以上に仕事にやりがいを感じる
期待に答えなければ、という自己の追い込みはもちろんある

しかし、それ以上に実力を認められつつあるという喜びで、多少困難な仕事にも
やりがい!を持って立ち向かうことができる

さて、ここから本題にはいる

ハマスタでゲームを観戦する場合“応援のしがい(やりがい)”ってーもんがある
チームの勝ち負けのみならず、贔屓の選手、若しくは、監督、コーチにまで声援を
送る。場合によっちゃ、相手チームであれ、移籍した選手にも熱い声援を送る!

そして、結果的にチームが勝利したとき、ハマスタにきてよかった!
という“やりがい”を味わうことができる

もちろん、選手もそうだ
常に目標(やりがい)をもって日々を過ごしている

しかし、プロという世界はサラリーマンとは比較にならないほど生存競争が激しい
やりがいだけでは食っていけない・・・

2014年、今年の支配下選手は69選手(投手38、捕手5、内野15、外野11)だった
しかし、シーズン終了とともに、そのうち、2割近い選手がチームを去っていく

そして、FA宣言した金城のやりがいは“現役続行”だ
監督の知らない所で、球団関係者から引退勧告を受けていたことが明らかになり、
現役続行するためにFAで退団という苦渋の選択を迫られてしまった

高田GMの残留や二宮コーチの残留など、ドタバタ劇が垣間見られる・・・
来年、本当に大丈夫なんだろうか?

来年もハマスタに行きた~いっ!!
というモチベーションがイマイチあがらないのはオイラだけ?
なにか、やりがい・・・に繋がるような話題が欲しい

2014 ハマスタ観戦記 その2 金城龍彦

2014年12月09日 | ひとりごと・・

ファンの皆様へ

ベイスターズの一員として16年間プレーできたのは、いつもグラウンドで聞こえてくる
ファンの皆様の声援が僕を支えてくれたからです。

良い時もあれば期待にお応えできない時もありました。
どんな時でもファンの皆様の声援はいつも変わることなく、温かいご声援をしていただき、
本当に心強かったです。

今回、ファンの皆様にきちんとご挨拶できないまま、チームを去ることになってしまい、
本当に申し訳ございません。

これからもファンの皆様への感謝の気持ちを決して忘れることなく、自分の野球人生を
全うしていこうと決心しております。16年間、本当にありがとうございました。

2014年11月21日 金城龍彦

金城こそ、誰もがベイに骨をうずめるものと信じて疑わなかった
ボタンのかけ違いはシーズン終盤から始まり、溝を埋めることなく終わってしまった
その結果が先のメッセージだ・・・
※金城の人となりに関しては以前このブログで紹介したので今回は省略する

彼の決断は「もう振り返ることはしない」前を向くだけ。そしてFA宣言!
これには、引退を示唆した一部関係者を除き、選手、そして球団職員にも衝撃が走った
当然!多くの金城ファンも驚いた・・・「う、う、うそだろう・・」

しかし、金城は断腸の思いで「肚(ハラ)をくくった」

腹と肚とでは天と地ほどの差がある
よく「腹をくくる」と表現するが、あたりまえだが、腹は身体の一部
肚(ハラ)は精神を意味する。昔から日本には肚文化が受け継がれている

ハラを使った言葉はたくさんあるが、
腹が減る。腹が痛い。・・・これ以外の言葉はほとんどが「肚」を意味する
肚をくくる、肚が立つ、肚黒い、肚にすえかねる、肚を決める、肚を割る

精神と身体を繋げるきっかけが「肚」にある
だから金城は人知れず思いに悩み、断腸の思いで肚を決めざるをえなかった
そこまでフロントが追い込んだ・・・ということだ

昨年オフ、FAの人的補償で、DeNAは阪神タイガースへ正捕手・鶴岡一成を流出、
その結果、昨年14勝10敗と勝ち越した阪神に今年は8勝16敗と大きく負け越した

さらに、昨年13勝11敗だった中日ドラゴンズに波留敏夫とデニー友利という
2人のコーチを流出させ、今年は9勝14敗とひっくり返されてしまっている

阪神、中日と昨年並みに戦えていれば、CS進出もあり得たのである
それにもかかわらず、DeNAは今年も金城を巨人へ流出させてしまった



ある人曰く、「ベテラン軽視の悪しき姿勢は、TBSが経営していた時代と同じ」
いままで散々痛い目にあっている・・にもかかわらず、また同じことを繰り返す

さらに主砲トニ・ブランコを解雇!
そうりゃ~どんな選手にだって故障やスランプはつきもの!?
ブランコの代わりを務められる外国人を獲得できるとは思えない



優勝した巨人と5位のDeNA・・・この差は、フロントの戦略にあるのでは?
なんとも後味が悪い2014年の師走である

2014 ハマスタ観戦記 その1 入来祐作

2014年12月09日 | ひとりごと・・

今年も、9月末まで北海道に赴任していたとはいえ、日ごろからお世話になっている
Fさんのおかげで、ほぼ“月イチ”以上の頻度で、ハマスタで試合(練習も含め)を
観戦することができた

さて、
この惑星の住人の人生は一直線とは限らない・・・
今年流された“BOSSレインボーマウンテンブレンド”のCM

トミー・リー・ジョーンズと用具担当の仕事を終え、グラウンドでふたり並んで
缶コーヒーを飲んでいたのがDeNA用具係“入来祐作”

彼は、球界引退後、NeNAのバッテイングピッチャーを経て、野球に携われれば
何でもする!と球団に直訴!DeNAの用具係として裏方に徹してきた



オイラ世代ならだれもが「入来!?あの入来兄弟の」というぐらい、兄弟そろって
プロ野球界で大活躍、記憶に残る名選手たちだ

特に、弟の祐作はドラフト1位で巨人軍に入団、気迫あふれる投球で人気を博した
入来祐作は、巨人を退団、日ハムに移籍、そして米球界へ!

そして、大リーグを経て、2007年、ベイスターズの入団テストを受け合格するが、
翌年、2008年10月1日、球団から戦力外通告を受ける

そのとき、彼は、「なんでもいい!野球に係る仕事がしたい!」と“決断”する

「人のために働こうと。周囲に恩返ししようと」
「奉仕する思いがないと、誰も振り向いてくれないんですよね」
※彼の著書“用具係 入来祐作 ~僕には野球しかない”から引用



はじめ、彼に与えられたのは「打撃投手」の仕事だった
しかし、ストライクの入らぬ打撃投手は、1年もたたずに用具担当に配置転換、
その仕事は、彼の決意を試されているかのような役割だった・・・

しかし、彼の決断は変わることがなかった
だれよりも先に球場入りし、ボールをそろえ、全員分のユニホームを点検する
そして、選手がケガをしないよう、丁寧にグラウンドを整備する

Fさんから彼を紹介されたのは、つい最近のこと
オイラ、まさかあの!入来さんが用具係をしているとは夢にも思ってなかった
なにより驚いたのは、彼は礼儀正しく、だれよりも腰が低かった

あるとき、真顔で、「こんど、公演を頼まれて・・・何を話せばいいですか?」
入来って人は、強面とは裏腹に、実に誠実で、神経質なほど気が利く人だ

こうして、何度となく彼と接しているうちに、オイラにある思いが生じた
用具係は、選手のように“いくら活躍しても声援を浴びること”はない地味な仕事
しかし、“どんな仕事でもやりがいがあれば人って輝く”ってーことだ

以前、TBSが、彼が用具係として活躍する姿を放映したことがある
そのとき、彼は、
「昔の目標は指導者としてもう1度ユニホームを着ること」
「もし現役やめてすぐにコーチの話があったら、とんでもないコーチになっていたはず」
そう笑いながら話していた

ボスのCMナレーション「この惑星の住人の人生は一直線とは限らない」
入来祐作、この言葉こそが彼の野球人生そのものだ

そして、彼の目標が現実になった
2015年のシーズンから、彼はソフトバンクの3軍コーチに就任する

一直線ではなかったが、けして遠回りしてきたわけでないと思う
あの時の“決断”は、彼にとってかけがえのない財産となっているはず

崖っぷちの“決断”が、ろくでもない世界を、すばらしき世界に変えることもある
時間は係ったが、彼は、指導者に“なるべくしてなった”だけのこと

プロで一軍を経験できるのはほんのひとにぎり
しかも、ずっーと超一流で、引退後も監督やコーチ、野球解説者、タレントになれるのも
ごくひとにぎり・・・



ただ、本当に残念なのは、ベイのユニフームでない・・ということだけ