群馬で闘う!「伝説」社長のブログ

『伝説』グループ社長、根木寛正の日々の雑談です。

『パンダジャミール☆伝説』が生まれた場所

2006年06月25日 | 自分!
今日、6月25日は母方祖母の命日だ…。
自分はおばあちゃん子だったから、自分の考え方にはおばあちゃんの影響が強く出ている…と思う。

1995年、4月に自分は群馬に戻ってきて、6月10日に結婚式をあげ、新婚旅行から帰ってきて、前の職場のメンバーに結婚祝パーティーをやってもらったその日の夜におばあちゃんは倒れて入院し、ほんの数日後の6月25日に息を引き取ったのだ。

あれからもう12年…。

ほんとあっという間だ…。

自分も今年は41歳…。

おばあちゃんのお墓がある場所は、山の中腹でここから街の景色が見える。
お寺の墓地になっていて多くのお墓があるが、お墓から自分の街が見えるのだから、お墓参りに行くと「どうか見守っていて…」というイメージがピッタリくる場所なのだ。

自分が子供の頃は、幼稚園とか小学校でよくこの場所でお弁当を食べたりした思い出がある。
それは景色がよかったから…。

実は自分が「フレアー・アップ」という劇団を作って、大学サークルからプロとして演劇で生活して行こうと思っての最初の公演『パンダジャミール☆伝説』は、このお墓の場所で感じたイメージが始まりなのだ…。

だが、今日この場所に行った時に気付いたのだが、今はこの場所の木々が育って街の景色はよく見えない…。

自然の木々が育つことは良いことなのだが、自分の昔から持っているこの場所のイメージが変わっていくのはちょっと複雑だ…。

『パンダジャミール☆伝説』とは、街を見下ろす丘に眠る過去の人と、その街に暮らす現在の人が、気の遠くなるような偶然の重なりの中で起こる星めぐりの日に出会う…お話。

それは新しい脚本を書くのにイメージが湧かなくて、実家に来ている時のある夜にこのお寺の墓地に行ってみて感じたことなのだ。
お墓に眠る人が街を見ていて思うこと、伝えたいこと…。
夜、この場所にいたら、空の星空と街の夜景の光で、自分の周り全体が星空になっていくようなイメージがあって…。

そんな場所なんだ…。

今はそこにおばあちゃんも眠っている。

景色がちょっと変わってしまったのだが、今でもきっと自分に何かを感じさせてくれる場所…だと信じている。

何かここぞ!というアイデア、イメージが欲しい時はこの場所に行って考えてみよう…。

近々、時間を取ろう…。今がそんな時…。

最新の画像もっと見る