こんちゅう探偵団

日本各地の昆虫好きが集まる謎の探偵団結成・・・!?
Let's 昆虫採集!! Since in 2013.10.12

7月に見られた昆虫 ③

2023年12月12日 | 探索日記(生物)


ベニヒカゲ
2023年7月 北海道
本日のトップバッターは黒い翅に鮮やかなオレンジ模様が際立つベニヒカゲです。
久々の蝶の登場ですね、普段あまり蝶の撮影はしませんが市内の森で久々に見るベニヒカゲに思わず時めいてしました。
ホストはイワノガリヤス・ヒメノガリヤスと普段聞きなれない食草。
ガリヤスって 



コスカシバ
林道脇に咲くハルジオン?の花に小さいスカシバの仲間。



接写して見ました。
コスカシバ、バラ科のサクラ類・モモ・ウメ・スモモなどをホストとしている蛾です。
初めて見たかも知れません。



ニンフホソハナカミキリ
その後薄暗い場所に咲く花に、蚊の様にぶんぶん飛ぶカミキリムシを発見。
近づいて見ると、か細いニンフホソハナカミキリでした。



コブシの葉が何者かに食べられています。



ひっくり返して見るとハバチ類の幼虫がワラワラ・・・
みんな「し」の字になっていて可笑しくなってしまいました



ツルニンジン
普段歩きなれたポイントも、こうして新しい発見があります。
ここでツルニンジンを見るのは初めてでした、数は少ないけどちゃんと普段見ていない証拠ですね



オオキノコムシ
つい最近も登場した「ピーナッツバター」の香り出す大きな甲虫です。
昔はこの虫を見たくてあちこち探し回った事がありました、懐かしいです



オオクロカミキリ
トドマツの林にたどり着きました、今年の偵察も兼ねて一応見回りです。
トドマツの樹皮の剥げた部分にオオクロカミキリのメスが張り付いたまま死んでいました。
良く見る光景です、何故か針葉樹の樹皮でこうして死んでいるカミキリムシを良く見かけます。



ジャコカミキリ(左)・コムラサキ(右)
柳河畔林で見られたカミキリムシと、コムラサキ。


続いてポイントを大きく移動・・・ 




オニベニシタバ
ポイントへ到着して真っ先に目についたのは中型の蛾の仲間。
オニベニシタバです、ブナ科のミズナラ・コナラ・カシワなどをホストとしています。
この森はミズナラが多く、今年ヒゲジロホソコバネカミキリを丹念に探している森なのでうなずけます。



キハダ
普段あまり多くは見かけない木だけど、ポツンポツンとあちこちにあります。



ノコギリカミキリ(左)・ナガゴマフカミキリ(右)
オヒョウの樹皮に張り付いていました。
オヒョウと言えばやはり「トラウニウス」ですね、早速探して見ましょう!!




トラフホソバネカミキリ
いました!!! ここでも発生していたのかっ!?
今年はたくさん見る事が出来てラッキーです、トラフホソバネカミキリ 通称「トラウニウス」。
メスが産卵に来ていたようです、大事にしたいポイントです



メスのトラフホソバネカミキリ



オスのトラフホソバネカミキリ



トラフホソバネカミキリの標本
左:メス  右:オス
7月に見られた昆虫の次は8月の昆虫です、もう少しお付き合いくださいませ~~~


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