こんちゅう探偵団

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ニワハンミョウ

2014年01月11日 |  ●ハンミョウ亜科


ニワハンミョウ Cicindela japana (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] 小昆虫など
[時 期] 4月~10月
※ 体長は約15㎜~19㎜前後のオサムシ科ハンミョウ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布しており、平地~山地に生息し局地的で個体数は普通。
「ハンミョウ」とは甲虫目・オサムシ科・ハンミョウ亜科に属する昆虫の総称で幼虫・成虫ともに肉食性の甲虫である。
人が近づくと「パッ」と飛び、1-2メートル程前方へ着地する、この動作を繰り返す様子から
まるで道を教えている案内人「ミチシルベ」「ミチオシエ」と言う別名を持つ。

ニワハンミョウは主に平地~山地に生息し、河原付近の湿った地表を徘徊し、昆虫などを補食する。
晴れた日は良く活動し、曇った日は石の下やゴミ・流木の下などで休んでいる事が多い。
他のハンミョウ類に比べ大型で、上翅は光沢がなく暗銅色~暗緑色をしており黒い小さな点が2列並んでいる。
上翅に白い小さな紋があるが、紋の形には変異がある。
腹部は青緑色の金属光沢があり白い毛が生えている、体が大きいので、光を浴びて飛ぶ姿はまるで「宝石」の様に美しい種類です。
北海道産は翅端の弦紋を欠く個体が多く、エゾ型とも呼ばれている。

近似種のアイヌハンミョウとは♂の大顎の形で区別する事が出来る。
ニワハンミョウ (♂)・・・大顎の先端が鋭く尖る
アイヌハンミョウ(♂)・・・大顎の先端がヘラ状



2013年 北海道 ニワハンミョウ



2013年 北海道 ニワハンミョウ



2013年 北海道 ニワハンミョウ



2013年 北海道 ニワハンミョウ


北海道に分布しているハンミョウを探して見よう!!

□ ミヤマハンミョウ Cicindela sachalinensis ★ 
□ アイヌハンミョウ Cicindela gemmata aino ★★★
□ ニワハンミョウ Cicindela japana ★★
□ コニワハンミョウ Cicindela transbaicalica ★
□ カワラハンミョウ Cicindela laetescripta ★★
□ エリザハンミョウ Cylindera elisae ★
□ ホソハンミョウ Cicindela gracilis ★★★★
□ マガタマハンミョウ Cicindela ovipennis ★★★★★
※ ★は個人的な探索難易度を示します。


[黒化タイプのニワハンミョウ]

 
左:黒化型ニワハンミョウと通常型ニワハンミョウ
右:黒化型ニワハンミョウと通常型ニワハンミョウの腹面


[ニワハンミョウの標本]

 
※ 画像をクリックすると拡大致します。


[ニワハンミョウの生息地]

   
※ 画像をクリックすると拡大致します。


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