多趣味人間の雑記帳

ニコニコ動画で東方soccerシリーズを投稿中。
サッカー、東方を中心にしながらも手広くやっています。

今日はグループB

2010-04-09 04:02:54 | 2010WC
さて、今回はグループBの展望でもしてみますか。
グループBに属するのはアルゼンチン、ナイジェリア、韓国、ギリシャの4チーム。
ここでも1強と第二集団の構図は色濃く、どのチームにも突破の目があるという情勢です。

まずアルゼンチンですが、マラドーナ監督の迷走によってとても盤石とはいえないチーム状態ですが、
リーガで得点王争いを演じるイグアインとメッシをはじめとする前線のタレントは世界最高のレベルにあり、
ドイツとの親善試合では1-0で勝利するなど守備の改善にも光明が見えつつあります。
予選でつまずくということは考えられないものの、問題は国民が納得するパフォーマンスを披露できるかどうか。
豪華な攻撃陣をフル活用した魅力的なサッカーを完成させるのか、あるいは守備偏重のサッカーで結果を最優先にするのか、
マラドーナ監督の手腕、そしてメッシのパフォーマンスがカギとなりそうです。

守備偏重と言えばギリシャ代表はさらに輪をかけて守備偏重なチームです。
まず0点に抑えることを大前提にした試合作りをするためアップセット、いわゆる番狂わせを起こしやすいチームとも言えます。
タレント的には国内リーグでプレーする選手が多いものの、CLやELでも毎年上位に顔を出すなどレベルは高く、
ナイジェリア、韓国を抑えて予選突破する可能性は非常に高いように思えます。

続いてナイジェリアですが、ヨボ、ヤクブ、ミケルらプレミア勢で構成されるセンターラインをはじめ個々の能力の高さは折り紙つきです。
しかし良くも悪くもアフリカ的なチームという印象で、マルティンスなど圧倒的な身体能力を生かした攻撃を売りとする反面、
プレーの精度や組織力の問題から一度崩れると立て直しが利かないという印象。
ギリシャ、韓国はともに高い組織力を誇り、相手の弱点を突くことを得意とするチーム。
足をすくわれて自滅に追い込まれるということもあるかもしれません。

最後に韓国ですが、欧州のトップレベルで活躍を見せる選手が多く、ダークホースとなり得る力を秘めています。
特に前線のパクジュヨン、イチョンヨン、パクチソンらによる攻撃は世界でも十分に通用するものがあり、
ナイジェリア、ギリシャと対等に渡り合えるだけの力はありそうです。
課題となるのはタレント力で見劣りする最終ラインを組織力でどこまでカバーできるか、
とくにナイジェリア相手にスピードでかき乱されれば苦しくなりそうです。

勝ちぬけはおそらくアルゼンチンとギリシャだと思います。
引き分けの多いグループ展開になりそうな予感。