+ NDD DISC REVIEW +

ndd a.k.a NO-DOUBTによるレビュー。音楽中心に徒然と。微力でもアーチストや表現者への還元に繋がれば。

■The Minnie Riperton / "Les Fleurs"

2009年11月09日 | SOUL / FUNK
Les Fleurs: The Minnie Riperton Anthology
Minnie Riperton
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The Minnie Riperton / "Les Fleurs: The Minnie Riperton Anthology"
(SOUL)
評価:★★★★★

Twitterにうつつを抜かしてたり、出張行ってたりと更新さぼり気味な最近ですがちょいちょい掘ってはいるんですよ。で、コレ洋モノですが、こんな好内容のベスト盤が出てたとは知らなかったですわ。31歳の若さでこの世を去ったウィスパーボイスの歌姫ミニーの代表曲がほぼ網羅されてます。アナログではアルバム幾つか持ってるんですが、Amazonで500円以下だったので即買い。今ソウル人気無いんですね、なんか複雑。

多分フリーソウル盤含めベスト盤あるんだと思うんですが、選曲、曲数共に絶妙。彼女の名前は知らなくても、スティービーワンダーが生み出した奇跡の永遠の名曲「Lovin' You」を聴いたことがない人はいないはず。

嬉しいのはロータリーコネクション時代の名曲をキッチリ押さえてあるとこNUYORIAN SOULのカヴァーでもお馴染みのサイケデリックソウル名曲M-1"I Am the Black Gold of the Sun"(イントロで死亡)やM-14"Fleurs"なんかは70年代ソウルの黒さとサイケ感が最高すぎ。

ATCQ、JAY DEE(J-88)、KENNY DOPE、Intelidence Foodrum他サンプリングされたHIP HOPトラックの枚挙にいとまが無いあのクソ鳥肌ものブレイクが入ったM-5"Inside My Love"なんかはマジでループしたくならなきB-BOYじゃねえし。他にもMUROチョイスでもお馴染みのM-8"Here We Go"などほんといい曲ばっか。

しっかし改めて聴くとこの年代のプレイヤーってすごい演奏力、テクもそうですが、このグルーブ感というか黒さってどうしても今出せないんだよね。多分黒人の地位なんかも今よりもっと低かっただろうし、音楽が持つ力とか込められた思いってのの密度がちがうんでしょうね。

Les Fleurs: The Minnie Riperton Anthology

カヴァーも最高!

ニューヨリカン・ソウル
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