なんとなく、クリティック〈1〉(なんとなく、クリティック編集部)
古巣の遊べる本屋で働く友人から頂戴したサブカルこじらせ系冊子。かつてのスタジオボイスとか、お笑い芸人とかアイドルとかに方向性を変える前のクイックジャパンとか芸能人特集とかしなかったこころのSWITCHとかにも通じる内容ではありました。
これって完全に同世代(30代)の人間が作ってるだろうし、内容的にもサブカルが有効だった世代のためのノスタルジー的な本だなあと。巻頭の特集が山本精一のロングインタビューって時点で買わんだろと。ある意味で期待通りの内容ではありましたが(笑)
山本精一×小山田君とか、染谷将太瀬田なつきの対談とか、ライターによる「(個人的にはまったく好きではない)浅野いにおを斬る」的な特集とか、まったくメジャー感のないJ-インディーPOPばっかり聴いて、TV観る奴はバカだとか言ってそうな人向けの特集が満載なのですが、かなり島宇宙的な側面が強いです。(漫画日誌/映画日誌/ライブ日誌はオススメ。)
サブカルこじらせ野郎と自覚のある人には太鼓判です。正直新鮮味はなかった部分もあり、もう少し新鮮味のある切り口がある良いかも。次刊に期待です。
なんとなく、クリティック〈1〉
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