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ndd a.k.a NO-DOUBTによるレビュー。音楽中心に徒然と。微力でもアーチストや表現者への還元に繋がれば。

モテキ(4.5) (イブニングKC) / 久保 ミツロウ

2010年09月12日 | BOOK/MAGAZINE
モテキ(4.5) (イブニングKC)
久保 ミツロウ 講談社 (2010-09-07)

モテキ(4.5) (イブニングKC) / 久保 ミツロウ

TV版もかなり面白いのだが、やっぱ原作があってこそというかTV版の大根さんがそもそも原作を愛読していたのだから面白くて当たり前か。TV版観てフジ君役の森山未来君といつかちゃん役の満島ひかりちゃんが相当好きになってしまった。

そんなモテキのスピンアウト的な「いつかちゃん編」収録の4.5巻はモテキファンじゃないと何だかな~と言う感じかもしれない一冊。身内ではあまり評価されていないモテキですが個人的にはかなり好きで、なんでかなーとか思ってたけど4.5巻の作者の対談集とか読んで納得。同じ歳のうえにサブカルチャーの体験プロセスとかがかなり近いんだよね。

モテキ読んで共感できるのもサブカルというある意味モテてなくても自己防衛できた、というかしていたとことかね。「俺はおまえらより音楽詳しいぜ」とかマッチョでギャル連れたオス全開なサーファーに「ゴダールとか観てもないなんてカスだね」と上から見ることでアイデンティティを保つとか、もう痛いですねあん時のオレみたいな。

対談の中でも出てくるんですが、みうらじゅん=職業童貞みたいな視点とかこの作者相当ひねくれてるなーとか。いつかちゃん編より対談集とか土井亜紀のデザインコンセプトとかの方が正直面白かったです。まあページ数も少ないし「モテキ」ファン以外には薦めないですw

付き合うなら土井亜紀ですが、やっぱ夏樹みたいな女にはハマルんだろうなーなんて夢想してる時点で痛いのでこの辺で。