子供が出来てから家でまとまった時間がとりにくいこともあり、音楽をじっくり聴いたり映画を観たり出来ない分通勤の往復の電車や中断しても楽しめるという点で本を読む時間がすごく増えて、読むスピードも上がりレビューしてないのも含め月に3~5冊くらい読んでるような気がします。ビジネス書のたぐいはあんまり読んでないですが。その中でも特に良かったものを。
■01.鴨川ホルモー・ホルモー六景 / 万城目 学 (産業編集センター)
今年一番の発見でした。ドラマ化された「鹿男あおによし」も後追いで読んだのですが、やっぱホルモー2部作の衝撃に比べると。特に本編のスピンアウト的作品の「ホルモー六景」の終わり方がもう素敵すぎて恥ずかしながらホロっときちゃいました。うまく説明しにくい奇抜な内容ですが完全にオリジナルの世界観。万城目学、天才です!
■02.自分の仕事をつくる / 西村 佳哲(晶文社)
この本は自分名g迷ったときに立ち返る本になるかもしれない。世界的不況でドラスティックに環境が変わっていくだろうこれからの数年間において働くということ、自分の仕事とは何か?をちゃんと考えていこうと思います。直接的であれ間接的であれ何かをクリエイトするために大事なことが書かれてます。
■03.人のセックスを笑うな / 山崎ナオコーラ(河出文庫)
凛とした空気感や登場人物が少ない設定とか、文章に余白がある感じが吉本ばななや江國香織の系譜ともいえる詩的で言葉に表現しにくい感情を「ああ、そういう感じだよね、言ってほしかったことは」と言語化できるのが天分ですね。とにかく最後の主人公のセリフがね、ホントなんか良かった。
■04.悪人 / 吉田 修一(朝日新聞社刊)
実際超ディープで重い内容なのですが、作者の非凡な文章力と構成のうまさで読みにくさは無く、自分はいち観客となってこの不幸な人間ドラマを見届けました(実施は読んだのだが)。本屋大賞でも上位にランクされていたのも納得の骨太名な純文学。痛いです。
■05.名もなき毒 / 宮部 みゆき (幻冬舎)
「火車」「理由」「模倣半」など過去の名作や作品自体が多作なせいか玄人筋にしか評価されておらず埋もれがちな今作ですが、近年の宮部作品の中では屈指の質の高さ。タイトルがしめす通り様々な形の毒により起こる悲劇。小さな子供がいる身としては考えさせられたところも。宮部節直球の上質なミステリ。
■01.鴨川ホルモー・ホルモー六景 / 万城目 学 (産業編集センター)
今年一番の発見でした。ドラマ化された「鹿男あおによし」も後追いで読んだのですが、やっぱホルモー2部作の衝撃に比べると。特に本編のスピンアウト的作品の「ホルモー六景」の終わり方がもう素敵すぎて恥ずかしながらホロっときちゃいました。うまく説明しにくい奇抜な内容ですが完全にオリジナルの世界観。万城目学、天才です!
■02.自分の仕事をつくる / 西村 佳哲(晶文社)
この本は自分名g迷ったときに立ち返る本になるかもしれない。世界的不況でドラスティックに環境が変わっていくだろうこれからの数年間において働くということ、自分の仕事とは何か?をちゃんと考えていこうと思います。直接的であれ間接的であれ何かをクリエイトするために大事なことが書かれてます。
■03.人のセックスを笑うな / 山崎ナオコーラ(河出文庫)
凛とした空気感や登場人物が少ない設定とか、文章に余白がある感じが吉本ばななや江國香織の系譜ともいえる詩的で言葉に表現しにくい感情を「ああ、そういう感じだよね、言ってほしかったことは」と言語化できるのが天分ですね。とにかく最後の主人公のセリフがね、ホントなんか良かった。
■04.悪人 / 吉田 修一(朝日新聞社刊)
実際超ディープで重い内容なのですが、作者の非凡な文章力と構成のうまさで読みにくさは無く、自分はいち観客となってこの不幸な人間ドラマを見届けました(実施は読んだのだが)。本屋大賞でも上位にランクされていたのも納得の骨太名な純文学。痛いです。
■05.名もなき毒 / 宮部 みゆき (幻冬舎)
「火車」「理由」「模倣半」など過去の名作や作品自体が多作なせいか玄人筋にしか評価されておらず埋もれがちな今作ですが、近年の宮部作品の中では屈指の質の高さ。タイトルがしめす通り様々な形の毒により起こる悲劇。小さな子供がいる身としては考えさせられたところも。宮部節直球の上質なミステリ。