Quarteto Maogani / "Agua De Beber"
(BRAZIL/LATIN/ショーロ)
評価:★★★★☆
クラシック・ギター4重奏団、クアルテート・マオガニっても全然知らないのです。昨年あたりからちょいちょい非ボッサな南米モノを掘り始めているのですがなんせ予備知識どころかその手のスペシャリスト的な店も名古屋にあまり無いので地道に道なき道を切り開くべく購入。
ネットで視聴したりしてある程度下調べはしていたのですがコレは当たり!収録曲はジョビンやボンファのボサノヴァの名曲が多いのですがクラシックギター4重奏用のショーロ風アレンジが素晴らしい。軽やかで繊細。聴きなれた名曲郡なれどありがちなカヴァーとは異なる次元にまで高めてます。
中でも個人的ベストは(中島ノブユキのカヴァーで知った)ブラジルが誇る名コンポーザーVINICIUS MORAESが残した名曲「Valsa de Eurdice」。6分超と長めのアレンジながらとにかく最初から最後まで美しすぎる旋律が溢れてます。マジック!バーデンパウエルバージョンより良いんでは!?
ブラジル人のサッカーにしてもそうなんだけど、なんかあんだけルーズそうな文化(決め付けてますが)の国でなんだあんなにも美しく繊細な音楽や演奏が生まれるんだろうか?本当に不思議な国、懐が深いというか。
全編インストながら超絶スキルのギタリスト4人の演奏が生み出す至福のひと時。今年購入した作品の中でも間違いなく五指に入る一品。あまり手に入りにくいようですが一応amazonとかでも売ってるようです。
Quarteto Maogani / "Agua De Beber"