おかまのよろめき

現役おかまのお店日記&趣味のはなし

暑さゆえ

2010-07-22 09:56:20 | Weblog
連日の酷暑もうハンパないっす

日中の外出は自殺モノである

外回りの仕事や屋外での作業を余儀なくされている人は

ホントに可哀想である

熱中症で死者も出ているので用心したい

私の場合、昔から冷たい飲み物をがぶ飲み

そして寝る時もエアコンを入れっぱなしなので

自宅に居る時の対策は万全だが

用心のためにカーテンも締め切って

まるで引きこもりのニートだ


仕事を終え中央線に乗ると

エアコンが生ぬるい

今朝の様な蒸し暑い日は

もう少し配慮して欲しい物だ

買ったばかりの文春と新潮を読んで

気を紛らそう


電車が中野に着いた時

車掌のアナウンスが入った

「只今信濃町駅の線路に人が立ち入った模様です

 係員が保護に向かっていますのが

 この電車はこの先、運転を見合わせる場合があります」

信濃町駅は新宿から千葉方面へ二つ目の駅だ

こんな朝から酔っ払いが線路に降りて

走り回っているのだろうか

それとも自殺志願者か?

出勤のために乗車している人にとっては

特に迷惑な事だろう


それにしても線路内への立ち入り

ここの処よく耳にする

全く、この暑さが人の理性を狂わせてしまうのだろうか

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ネズミ騒動③

2010-07-20 14:13:02 | Weblog
ネズミ騒動の続き…

週末、ママがお客様と同伴出勤して来た

カジュアルからドレスに着替えようと楽屋に入った

しばらくしてガタンと言う音と共に悲鳴が…

近くの席で接客をしていたルミコが駆け寄った

青ざめた表情で何かを指差すママ

その先にはママのお気に入りのドレスが丸まっていた

更にはそのドレスからとても耐えられない悪臭がする

ピンクのレースで非常に可愛いドレス

よく目を凝らすと、そのドレスのレースに何かが引っ掛かっている

どす黒く、こぶし大のソレは

すぐに正体が明らかになった


楽屋からルミコの野太い悲鳴が店内にも洩れ響いた

「全く何なのよ!」

しっかり者のユカさんが楽屋に入った

フロアには数組のお客様が居ると言うのに

キャストはサユリ姐さんだけだ


楽屋に入ったユカさんは酷い悪臭に鼻をつまんだ

そしてママとルミコが指差す先を見た

「やっぱりね」

ユカさんは数日前から楽屋内で尋常でない悪臭がするのを

きっとネズミが死んでいると睨んでいた

「だって、あの匂いはまともじゃないわよ」

何度か楽屋内を改めてみたがそれらしい気配はなかった

仕方なく消臭剤などで誤魔化していたのだ


「それにしても、よりによってママのドレスの中で

 死ぬかしら?」

きっとネズミはドレスのレースに引っ掛かって

もがいている内に逃げられなくなった様だ

「ネズミ捕りよりもママのドレスの方が効果あったってワケね」

「でもこの子、尻尾があるわよ」

確かに…

て事はあの尻尾を粘着シートに残して逃げたネズミは…





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ネズミ騒動②

2010-07-18 22:17:16 | Weblog
昨日の続き…

老朽化した建物に長年住んでいたネズミたち

取り壊しの巻き添えで住処を失ってしまった

幸いにも隣のマンションは一階に居酒屋や喫茶店

そしてオカマバーも入っている

食べる物には事欠かない環境だ

早速ネズミたちはお引越し


あだ名がドブネズミのルミコ

開店前に化粧をして居てネズミの存在を確認

翌日ドラッグストアで買って来た粘着シートのネズミ捕りを仕掛けた

翌週月曜日、店に一番乗りのユカさんが

シートを覗き込むも小さなアブラムシが数匹

「敵も然るものね、こんな子供だましにゃ引っ掛からないのね」

しかし他の場所に置いてあったシートに

何か黒くて細いひも状のモノがへばり付いているのを

ルミコが発見した

サユリ姐さんが覗き込んだ途端、野太い悲鳴が店内に響き渡った

「こ、これ尻尾じゃない?」

ユカさんも身を乗り出して「間違いないわ!」と太鼓判

ルミコは今にも卒倒しそうだ


きっとそのネズミは長い尻尾がシートに引っ掛かり

もがき喘いでいる内に自分で尻尾を噛みちぎって逃げたのだろう

さぞかしお尻が痛いだろうに

そんな思いをしたのだからもう此処には来ないと思っていたら

翌日にもまたまた現れて買い置きのペットボトルを齧っていた

ママに頼んで業者に駆除してもらうしかないのかも


そして週末、お客様と同伴したママは

楽屋に置いてある自分の衣装に着替えようとして

レースのドレスを手に取った瞬間

断末魔の様な悲鳴を上げた

何事かとルミコが近寄るとママはドレスを指差した

ピンクの愛らしいドレスの中にどす黒い何かが挟まっている

其処からはとても耐えられない悪臭がしている

まさか、まさか、まさか…

次回も読んでね





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ネズミ騒動①

2010-07-17 16:26:27 | Weblog
あるお店でのお話

近所の古い建物が壊され

其処に住んでいたネズミが住みかを失い

近隣のマンションに逃げ込んだ

その建物の一階には居酒屋や喫茶店と共にオカマバーも入っていた


「最近私の私物に誰かがイタズラするのよ」

そう言って溜息つくのはサユリ姐さんだった

店に置いている私物が何物かによって荒らされたらしい

「あらオネエさんも?私もこの間買っておいた菓子パン

 やられたわ!」

ユカさんも被害者らしい

「ネズミでも居るのかしら?」

ルミコがそう言いながら鏡に向かってアイラインを引いていると

何か黒い物が鏡に映りこんでサッと横切った

「エッ?」

開店前のオカマバーに雑巾を引き裂くような悲鳴が響き渡った

「今のネズミだわ!犯人はアレだったのよ!!」

ルミコが大きな身体をワナワナと震わせながら

自分の後ろを横切った小動物に怯えている


翌日早速ゴキブリホイホイのネズミ版みたいな

粘着シートのネズミ捕りを買って来た

「コレを幾つか仕掛けておけばイチコロよ」

閉店後に敵が現れそうなアチラコチラにソレを置いて帰った


日曜日を挟んで月曜日

一番乗りのユカさんは粘着シートを覗き込んだ

残念ながら店内に幾つか仕掛けておいたソレに敵は引っ掛からなかったようだ

「ねえねえコレ何かしら?」

ルミコが粘着シートの一枚に何かがくっ付いてるを発見

ソレは黒くて細長いヒモのようだ

サユリ姐さんが「どれどれ」と目を凝らすと

またまた店内に野太い悲鳴が響き渡った

ネズミのしっぽだけがへばり付いていたのである

この続きは次回





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蒸し暑さに辟易

2010-07-15 16:43:54 | Weblog
今朝はホントに蒸し暑かった

仕事を終えて駅で電車を待っている僅かの間にも

ジットリと汗ばんでくるのだ

この季節が一番苦手だ


ドラッグストアでは色んな商品が発売されている

首に巻く保冷剤や水で湿らせる事で

小一時間冷感を保てる不思議なタオルとか

色々買ってはみたがコレと言った決め手がない


電車がホームに入って来た

やっとこの蒸し暑さから開放されると思ったら

中央線はユルい冷房で先程の湿気でベタついた肌が

一向に緩和されないのである

スーツを着たサラリーマンに同情する


6時過ぎの中央線はほぼ満席

ドアの処に立っているとふと気になる広告を発見

シャツに吹きかけるとヒンヤリ感が得られると言うスプレー

確かスーツや肌着にも特殊な繊維を使用する事で

ヒンヤリした肌触りのモノがあるが

遂にクールビズ商戦にスプレーまで参入だ


制汗スプレーにも瞬間冷却を謳った商品がある

首筋や腋の下に吹き付けると確かにクールダウンする

ショータイムのある店で働いていた時には必需品だった


それにしてもこの中央線もう少し何とかならないのかしら













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