５時に夢中

関東地方のＵＨＦ局でＭＸテレビと言うのがある

ここの看板番組？の一つ「５時に夢中」が熱い

以前は徳光和夫の息子の正行が司会をしていて

ブレイク前のマツコ・デラックスとの相性も絶妙だった

徳光はその後、テレ東の「レディス４」の司会に

抜擢されたが短期間で降板

現在は古巣のＭＸテレビの朝の番組に出演している


マツコ・デラックスはご存じの様に

巨漢の女装家で辛口コメンテーターとしても活躍中

今流行のオネエ系タレントとは一線を画している

ＴＢＳの「ピンポン」では島崎和歌子とコンビで

楽しいトークを展開している


前置きが長くなったが「５時に夢中」は

徳光の後を萩原流行などが受け継ぎ

現在の司会は柴田光太郎（田宮二郎の息子）だ

このキャスティングも微妙なラインと思うが

ゲストコメンテーターは更にパンチが効いている

日替わりで、北斗晶＆だいたひかる、中瀬ゆかり＆岩井志麻子

そして中村うさぎ＆マツコ・デラックスら

濃いメンツが連日歯に衣着せぬトークで

この時間を心待ちにしているコアなファンを楽しませている


夕方の５時と言えば殆どの局はニュース番組をやっている

しかし敢えてＭＸテレビにチャンネルを合わせる

夕刊紙に載ったホットな記事に

コメンテーターが意見を述べる構成だが

「星野ジャパンのＧＧ佐藤選手のＧＧ（ジージ）は

現地では男性器の呼称なので、観客が大爆笑！」

こんなどうでも良い記事を取り上げて

更に下品にこねくり回す

マイナー局ゆえの無法地帯と化したトーク

とりわけマツコと中村の掛け合いは絶品だ

この最強コンビの暴走ぶりはむしろ清清しい

テレビではタブーとされるジャニーズネタも

「五輪中継で中居の頭部がヤバイ」と報じる夕刊紙に

マツコは「何でこのニュースをアタシにふるのよ」

と司会者に切れながらも

植毛に付いて中村と熱く語り合うのだ


別コーナーでは、とぼけた外人キャスターが

イイ味出してる人気のスナックを紹介する

こないだは五反田の「えびちゃん」と言う店を取り上げてた

店名はあのカリスマモデルを意識

どんな店なのかと期待するスタジオ

ＶＴＲには、しわがれ声のママさんが無理な若作りで登場

だらしなく伸びた茶髪も痛々しい

「自慢のお通しで～す」とチープなサラダを笑顔で勧める

いい塩梅の枯れ具合が番組的に美味しい

彼女が歩んできた騙され捨てられ傷ついた男性遍歴を

涙を流しながらウケまくるマツコ

こんな番組なのだ…


店で嫌な事があってもコレを見ると

何だか元気が出てくる

オカマに勇気を与える数少ない番組

来週から見逃さないように録画しよう













　

お店の上で…

昨夜は大変な事が起きた

いつもより少し早く店に着いた私

店のそばにパトカーが停まっている

お巡りさんが何人か見えた

また近所の店で喧嘩でも有ったのだろうか

すると今度は私の目の前にワゴン車が停まって

中からストレッチャーを下ろし始めた

そしてウチの店の横から

階上のマンションへと入って行った

何故救急車じゃないのか

もしかして誰か亡くなったのだろうか

通行人も足を止め何事かと覗き込む


隣の居酒屋のママが出て来た

普段は無口でどちらかと言うと無愛想な彼女が

「ね～、何があったの？」

酔っ払ってるようだ

警察関係の貸切で今まで賑わってたらしいのだが

突然連絡が入り、何人かが駆り出されたようだ

「どうやら上で事件でもあったみたいよ、殺人？」

物騒な事をつい口走ってしまう私

「やだ～！上なら私の知ってる人が住んでるわ」

ママが不安がって私のシャツにしがみ付いている

外は蒸し暑くてうっすら汗ばんでる

その内にストレッチャーが人を乗せて下りて来た

グレーのシートに頭から足先まで完全に覆われている

小柄で細身だと言うのが伺える

恐らく女性の遺体なのだろう

隣のママは少し取り乱して

「やだ～！まさか！そんなァ…」

きっと知り合いの女性だと察知したのだろう

ワゴン車は遺体を載せると慌しく発車した

ママが店に戻る時に、警察関係の人から

何かを聞いたようで

「え～？○○さん！」って悲鳴に近い声がした


恐らく２階に住んでいる女性だ

彼女は愛犬と一緒に住んでいて

いつもネグリジェでウロウロしていた

うつろな表情が印象的で少し不思議な人だった


常連のユキが来た

彼女はいつも酔っ払っているのに今日はシラフだ

急な悲報にショックのようだ

なぜなら亡くなった女性とは飲み屋で軽口を叩く中だから

ユキの話では

○○さんは、春先に愛犬を亡くしたらしい

１０年以上も一緒だったから家族と同じだったのだろう

寂しさを紛らす為に新しい犬を飼い始めたらしい

ところが不注意で、先日その子も事故死させてしまったそうだ

相次ぐ不幸に彼女は生きる気力を失ってしまったのかもしれない

もともと心が不安定な人だったと言う


お盆明けに飛び込んだ突然の悲劇

故人を偲ぶ間もないくらい店は賑わった

○○さん安らかに…

引き抜き

朝から蒸し暑い

帰りの電車の中で居眠りしてたら

あごの下と腕にまで汗をかいた

もうホント勘弁して欲しい


昨夜は、お盆明けにも拘らず店は賑わった

遅い時間に森社長が久々に顔を出してくれた

彼は隣町でスナックを経営している

還暦を過ぎてると思われるが

若い女の子が好きでいつも連れ歩いている

ウチの近所で飲んでたようで

そこの女性スタッフ２人とママさんを呼んで来た


森社長はさっきから隣のテーブルを気にしている

そこには派手目の若い女の子が２人

オミズのアサミ達だ

彼女も社長の店の近所でスナックをやっている

母親から受け継いだ店で若い子を何人か使っている

アサミは新人のマミを連れて来ていた

森社長のネットリした視線を感じたらしく

「どちらかでお会いしましたっけ？」と笑顔を向ける

社長の気持ちを察してサナエさんが

「あんた達、もし良かったらこっちで一緒にどう？」

と声をかける

社長が連れて来たママさん達は先に帰っていた


「良いんですか？」と言うよりも

身体が先に移動しているアサミ

社長は彼女たちにワインを頼み

「どこで働いてるの？」と直球を投げた

「隣町の○○です」

「あ～、知ってる知ってる」

自分の経営している店の近所だから知ってて当然だ

しかもお互いに若い女の子を置いてるので

言うなれば競合店だ

社長はアサミが連れている新人に目を付けてる様だ

電話番号とか聞いている

引き抜こうとしているのだろうか

マミはハキハキとしていて好感が持てる子だ

ルックスも男が好むタイプだ

他のテーブルに居たカップルの男の方も

さっきから彼女に好奇の目を向けている

アサミは社長の思惑に勘付いてるだろうが

全く動じる事もなく笑顔でやり過ごしている


３時半を回ったところで社長がアサミ達の分も会計を済ませ

強引に誘う事もなく先に席を立った

見送るアサミとマミ

「あの社長、○○のオーナーでしょう？」

会話の中でアサミはピンと来ていたのだ

「マミ、あんたの事気に入ってるみたいだから

上手くやんなさいね」

サナエさんの言葉にマミは無邪気に喜んでいる

アサミは黙って微笑んでいる


遊びに来た店で、競合店のオーナーと偶然会い

自分の店の新人を引き抜かれそうになる

よくある話なのかもしれないが

あまり感じの良いものではない

アサミはマミに何て釘を刺すのだろうか

ひさびさ焼肉

あ～今夜からまた仕事だ

何となく休みボケして仕事に身が入らなさそうな気配

週明けだし気を引き締めていかなきゃ


昨夜はブログを書き上げた後

近所の焼肉屋へ行った

最近オープンしたこの店は

それまでレッドロブスターだったのだ

並びにはロイヤルホストがある

私としてはレッドロブスターに残って欲しかったが

客が来なければ話にならない

残念ながら閉店してしまった

後に出来た焼肉屋は炭火が売り物で

横を通る度に満員のようで

待ってるお客さんが目立った

そんなに美味しいのだろうか

しかも子供の姿も目立つ

安楽亭のように家族連れでも気軽に行ける雰囲気なのかも

混んでいたらロイホにしようと

文庫本も持って来た

最悪の場合、マックも並びにあるので

冷房の効いた２階席でのんびりしよう

お盆休み最終日に一人で食事するのも寂しいが

この選択肢はもっと侘しい…


味ん味ん（焼肉屋の名前）の横を通ったら

時間も遅かった事もあってか

空いているようだ

意を決してドアを押す

一人で焼肉ってのはかなり勇気が居るからだ

中はかなり騒々しい

若者のグループや家族連れで賑やかだ

レジ横に居たバイトの女も

私の存在に気付かない

大声で呼んで何とか席に案内された

後ろの席にはお約束のカップルだ

なるべく顔を見なくていい様に腰掛けた


テーブルに七輪が運ばれて来た

何だかいかにも美味しそうな予感がする

早速メニューを眺める

ゆずサワーがのど越し良さそうだ

肉や野菜、玉子スープにナムルを頼む

う～ん、美味しい

味噌ダレが甘辛くて私好みだ

調子に乗って食べ過ぎると後が大変だ

焼肉はつい食べ過ぎて後悔する

どっちにしても野菜の量が多くて食べ切れなかった

それよりも、店の中がギャーギャーうるさくて

落ち着かなかったのだ

私の席はかなり隅の方で隔離されてる様な

場所だったのに相当耳障りだった

肉を食べるとテンション上がるのは分かるが

ちょっと酷いんじゃないだろうか


一人だったから尚更そう思ったのかもしれない

でも又食べに行こうと思う

今度は誰か付き合って～

テレビばっか

お盆休み最後の夜をテレビと過ごしている

私はテレビがなくては生きていけない


今夜は雨で外出も出来なかった

午前中は昨日までの蒸し暑さがウソのように涼しかった

秋の訪れを感じるくらいだった

午後から買い物に行こうかと思っていたのだが

雨の為に部屋でテレビを見て過ごす事にした


ＢＳで「阿久悠特集」を４時間に亘って放送している

日テレが放送した「阿久悠物語」を見た後だったので

より一層の感情移入が出来る

それにしても紅白の映像をこれでもかと流している

例えばこれがＴＢＳだったら…

「８時だよ全員集合」のゲスト歌手の唄や「レコ大」他の貴重映像が

楽しめたのだろうか


ところでピンクレディーの歌唱映像は使用料が高いそうだ

シングル盤のジャケットを映すだけでも１００万だとか

昭和歌謡の特番では欠かせない存在なだけに

ふっかけたもんだと思う

歌番組の過去映像はテレビ局の自由と思っていたら

それぞれの歌手の事務所にお伺いを立てるらしい

美空ひばりなんて毎年毎年特番やってるけど

息子はいくらぐらい使用料を貰ってるんだろう


テレビでは北京五輪もまだまだ熱い

女子レスリングの浜口京子は前回と同じ銅だった

フォール寸前で相手選手の腕が危険な状態になったとかで

審判から止められたのだ

それほど危険な状態だったとは思えないが

相手が中国の選手だからだったのか

彼女はいつも世界の大会で損をしている

次回のロンドンでもまだお父さんとメダルを狙うだろうか

それにしても女子レスリングは強い

出場４選手ともメダルを獲得、しかも金が２個だ

１９日から男子のフリースタイルが始まる

何とか銅でもメダルが欲しいところだ

獲れなかったら、これまで続いてた

男子レスリングの連続メダル獲得が途切れてしまう

しかし最有力視されてたグレコの笹本も予選負けだった

イケメンの湯元健一クンに是非メダルを獲って欲しい


これから近所のファミレスで晩御飯でも一人寂しく食べて来よう