昨日の続き…
ケータイのデータフォルダを開いたYちゃん
其処には後輩のKちゃんの為に作っているフィギュアの製作過程が
何枚にも亘って撮影されていた
「あらYちゃんてこう言う事にも長けてたのね」
「さすがよね~」
私とヒデミは画面を覗き込んで感心していた
一枚一枚めくって行くYちゃんの顔が強張って来ている
「そろそろ出るよ」
フィギュアの頭部が続く
まだ色付けはされていない紙粘土の頭部だ
鉛筆で仮の目が描かれている
髪の毛はかつらの様に同じく紙粘土で別に作られて
後で頭部にくっ付ける様だ
Yちゃんが更にもう一枚めくった処
フィギュアの頭部の横にもう一つグレーっぽい頭が写っていた
それはニット帽で目まで完全に隠した男性の顔の様だった
或いは戦争などで頭から目の下まで包帯で巻いた軍人の様でもあった
「ええ~、何コレ?」
画面をズームしてその顔を大きくすると
口と思われる部分が魚が息をする様な感じで開いている
そして包帯だかニット帽だかの目にあたる部分が裂けていた
見たままを私が細かく解説するとYちゃんは
「やめてくれよ~怖いよ~」とマジでビビっていた
それにしても此処に写り込んだモノは一体?
「撮影した時は其処に何も無かったし
後でもそれらしいモノが無いか調べたけど
何も無いんだよ」
人形は愛着を持って大切にした人の魂が宿るとか言われるが
まだ製作中のフィギュアにYちゃんの何かが既に入り込んで
それが写メに写ったのだろうか
それにしてもハッキリ写り込んだソレは見れば見るほど不気味
「御祓いして貰ったら?」
「そうだよね~」
そう言えばYちゃんは或る占いで私と同じ星だ
今年から運気が下降すると出ている
コレって何かの暗示なのだろうか…
ケータイのデータフォルダを開いたYちゃん
其処には後輩のKちゃんの為に作っているフィギュアの製作過程が
何枚にも亘って撮影されていた
「あらYちゃんてこう言う事にも長けてたのね」
「さすがよね~」
私とヒデミは画面を覗き込んで感心していた
一枚一枚めくって行くYちゃんの顔が強張って来ている
「そろそろ出るよ」
フィギュアの頭部が続く
まだ色付けはされていない紙粘土の頭部だ
鉛筆で仮の目が描かれている
髪の毛はかつらの様に同じく紙粘土で別に作られて
後で頭部にくっ付ける様だ
Yちゃんが更にもう一枚めくった処
フィギュアの頭部の横にもう一つグレーっぽい頭が写っていた
それはニット帽で目まで完全に隠した男性の顔の様だった
或いは戦争などで頭から目の下まで包帯で巻いた軍人の様でもあった
「ええ~、何コレ?」
画面をズームしてその顔を大きくすると
口と思われる部分が魚が息をする様な感じで開いている
そして包帯だかニット帽だかの目にあたる部分が裂けていた
見たままを私が細かく解説するとYちゃんは
「やめてくれよ~怖いよ~」とマジでビビっていた
それにしても此処に写り込んだモノは一体?
「撮影した時は其処に何も無かったし
後でもそれらしいモノが無いか調べたけど
何も無いんだよ」
人形は愛着を持って大切にした人の魂が宿るとか言われるが
まだ製作中のフィギュアにYちゃんの何かが既に入り込んで
それが写メに写ったのだろうか
それにしてもハッキリ写り込んだソレは見れば見るほど不気味
「御祓いして貰ったら?」
「そうだよね~」
そう言えばYちゃんは或る占いで私と同じ星だ
今年から運気が下降すると出ている
コレって何かの暗示なのだろうか…