オタッキーな私

天気予報通りに夕方から雨になった

店から帰って来て軽くテレビを見て

そのまま布団にもぐり込んだ

昼前には目が覚めて、パソコンの電源を入れた

いつもの様にヤフオクをチェックする

マイブームは昔の歌謡曲なのだ

どこかの業者が、大量に珍しいアイドルのサンプル盤を

放出している

中にはかなりレアな商品も並んでいて

マニアが殺到している

私もいくつか入札してみたが

とても太刀打ちできない額まで跳ね上がる

涙を呑んで諦めるのだが

悔しいので他の商品を探してみる事にする


麻里圭子と言う歌手がいる

「サインはＶ」を歌っていた女性だ

彼女のレアなシングル盤に人気があるのだ

私は「接吻泥棒」と言う曲が欲しいのだが

いつも1万円以上の値が付いてしまう

筒美京平作曲と言う事も手伝って

廃盤歌謡曲ファンの間では垂涎のアイテムとなっている


最近気付いたのであるが

それでなくても流通枚数の少ない麻里圭子の盤を

ヤフオクで何度も出品している人が居るのだ

しかもその人は、同じヤフオクで

麻里圭子のレコードが他から出品されると

金に糸目をつけないで落札している

そして、少ししてからそれを売りに出すのだ

安く仕入れた物を高く売るのなら理解も出来るが

自分が落札した額と同等か、それ以下の事が多い様だ

しかし何故、そんな儲からない事をしているのだろうか

麻里圭子にそれほど固執する理由は？


万一、発売元のビクターが麻里圭子のシングルを集めた

ベストＣＤを発売すればたちまち価値は下がるだろう

勿論オリジナルシングルが欲しいファンも居るだろうが

ＣＤが出ればそれで十分だと思うファンの方が多いと思う

残念ながらビクターは麻里圭子に関して

あまり商売にならないと考えてるらしく

ベストＣＤが発売される気配はない

麻里圭子に興味のない人にとってはどうでも良い話で恐縮だが

私は今もって、この出品者の意図が何なのか

やっかみ半分も手伝って、異常に興味があるのだ


ヤフオクで欲しい商品が思うように落札できず

イライラしてきたので近所のブックオフに行った

歩いて２～３分のところにＴＵＴＡＹＡがあって

ブックオフとカメラのキタムラが同居しているのだ

演歌のシングルが大量に入荷していた

同じ盤が何枚も並んでいるのでメーカーの回収品だろうか

３～５００円と半額以下だ

美川サンと香西かおり、長山洋子の欲しかったシングルを買った

香西はデビュー２０周年記念の「きずな」が３枚も並んでいた

この曲は筒美京平作曲だ

カップリング曲共々私の好きなナンバーである

その後に出した「秋田ポンポン節」も併せて買ってしまった


ところで何故私ってファッションとかに興味がなくて

古いレコードとかＣＤばっか買い漁ってるのだろう

少しは女の子らしい可愛い物に興味を持てよと

自分に言い聞かせているのだが…