富士そばからの

出勤電車内にて更新している

昨日の朝に比べて

今朝はまた寒さが戻って来た様で

地元駅に着いたら

すぐにホームの待合室に逃げ込んだ

あまり暖房は効いていない

しかも床の冷たさが

体温を奪って行く様で

すぐに退室した

エスカレーターで改札階に下りて

そのまま地下通路に出た後

いつもの富士そばへ入店

取り敢えず寒い朝は

ここで温かい蕎麦をすすってから

すぐ近くの停留所から

バスに乗るパターンが定着している

この店舗は立ち食いスタイルではなく

カウンター及びテーブルの

椅子に腰掛けられるので

長居する客も見かける

また、ちょい呑み「富士酒場」として

酒類も提供しており

仕事帰りに軽く一杯なんて時にも

対応しているのだ

この日、奥のテーブル席に居た

３０代とおぼしき男性は

食事を終えていたが

店内を眺めながら

物思いに耽っている感じだった

テーブルに酒類のグラスなどはなく

蕎麦を食べた後

しばらく休憩していたのかもしれない

私の後に入店した会社員は

急いで蕎麦を食べた後

駅の方へ向かって行った

店内には私と奥の男性だけだ

私も食べ終えて

器をカウンターに戻したら

男性スタッフが厨房から

丁寧にお礼を言って来た

自動ドアの向こうに出ると

５０メートル先の停留所に

バスが今まさに発車しようとしていた

飲食店の生ゴミを狙って

上空を飛び回るカラスが

仲間を呼び寄せる様に鳴いている

停留所には容赦ない冷たい風が

いま温まったばかりの私に

襲いかかってきた

早くアパートに帰って

布団に潜り込みたい気持ちだった