昨夜はお店のある町がお祭りだった
お祭りの夜は毎年静かなのだ
一番乗りはサーカスカフェ・トオル王子のバースディ帰りの
速水パパと御贔屓のクラブ嬢シオンちゃん
それにシオンちゃんの友達の3人だった
サーカスカフェのトイレが故障していたらしく
同じビルの他所の店に借りに行かなくてはならず大変だったらしい
誰かがケータイをトイレに落としたのが原因だとか
ところでシオン嬢は霊感が強いらしい
当店もちょっとした霊スポットなんだけど
彼女曰く「此処は大丈夫なんじゃないかしら…」
とか何とか言いながらカウンターの奥が見えるお席は苦手とか…
そんな話をしながらも彼女の視線は
私の肩越しに何かを見つけたらしくロックオンしていた
「何か見えてるんじゃないの?」
慌てて笑って誤魔化していたが、きっとボトル棚の辺りに
誰かが居たんだと思う
「やだ~鳥肌立って来ちゃったわ」
シオン嬢の友達はこの手の話が苦手の様だ
お構いなしに私はシオン嬢に尋ねた
「じゃあ今までで一番怖かったのは何?」
浦和に住む友達の家に泊まった時に
何かの拍子に目が覚めたら傍に25歳くらいの男が立っていた
顔だけは真っ黒で判別がつかなかったが
明らかに男性だった
寝ぼけているのかしらと一度目を閉じてもう一度開いたら
やはり其処に彼が立っていると言う
「ごめんなさい、私は何もしてあげられないのよ」と
必死で念じていたらシオン嬢は気絶していたらしい
気がついて彼女はすぐに母親に電話した
母もまたかなり霊感が強いのだ
写メを送って其処に母親が何かお祓いの様な事をしたら
たちまちその男性の姿は消えたらしい
しかしこの出来事をその部屋の住人である友達には言えないとか
「彼女は全く霊感がないけど
そんな事を聞かされたら気持ち悪がるでしょ」
そんな恐ろしい話をしながらお祭りの夜は更けていったのだった
お祭りの夜は毎年静かなのだ
一番乗りはサーカスカフェ・トオル王子のバースディ帰りの
速水パパと御贔屓のクラブ嬢シオンちゃん
それにシオンちゃんの友達の3人だった
サーカスカフェのトイレが故障していたらしく
同じビルの他所の店に借りに行かなくてはならず大変だったらしい
誰かがケータイをトイレに落としたのが原因だとか
ところでシオン嬢は霊感が強いらしい
当店もちょっとした霊スポットなんだけど
彼女曰く「此処は大丈夫なんじゃないかしら…」
とか何とか言いながらカウンターの奥が見えるお席は苦手とか…
そんな話をしながらも彼女の視線は
私の肩越しに何かを見つけたらしくロックオンしていた
「何か見えてるんじゃないの?」
慌てて笑って誤魔化していたが、きっとボトル棚の辺りに
誰かが居たんだと思う
「やだ~鳥肌立って来ちゃったわ」
シオン嬢の友達はこの手の話が苦手の様だ
お構いなしに私はシオン嬢に尋ねた
「じゃあ今までで一番怖かったのは何?」
浦和に住む友達の家に泊まった時に
何かの拍子に目が覚めたら傍に25歳くらいの男が立っていた
顔だけは真っ黒で判別がつかなかったが
明らかに男性だった
寝ぼけているのかしらと一度目を閉じてもう一度開いたら
やはり其処に彼が立っていると言う
「ごめんなさい、私は何もしてあげられないのよ」と
必死で念じていたらシオン嬢は気絶していたらしい
気がついて彼女はすぐに母親に電話した
母もまたかなり霊感が強いのだ
写メを送って其処に母親が何かお祓いの様な事をしたら
たちまちその男性の姿は消えたらしい
しかしこの出来事をその部屋の住人である友達には言えないとか
「彼女は全く霊感がないけど
そんな事を聞かされたら気持ち悪がるでしょ」
そんな恐ろしい話をしながらお祭りの夜は更けていったのだった