土曜日遅い時間に遊びに来たM子
北口のSママの店を手伝ってるらしいが
笑顔がメイクを落としたダンプ松本みたいだ
「よく調布のオカマバーに行ってたわ、ミオちゃんとは仲良いのよ~」
顔に似合わず甘えた様な声を出す
その調布の店も閉店してしまったが私も4年間お世話になった店だ
「あら私もそこで働いていたのよ」
「そうなの?会った事ないわね」
詳しく聞くとモカが入ったばかりの頃に通いはじめたそうだ
私が辞めた次の日にモカは面接に来たのでM子を知らないのは当然だ
しかもあれから10年も経過している
お互いに朽ち果てて当時とは違うだろう
「でもあの頃は楽しかったわ~」
「そうよね、個性の強いオカマが多かったからね」
しばらく思い出話に浸る私たち
M子と一緒に御来店の男性にはチンプンカンプンだろう
「ゴメンナサイ、ついつい昔話で盛り上がってお兄さんをおいてけぼりにしちゃったわ」
「いや俺は良いんだよ」
大人だわ~
どうやらM子の昼間の職場の同僚らしい
「M子は仕事中、笑顔がなくて皆から怖がられているんだよ」
ここで私と会話しているM子は笑顔だ
多分ストレスの溜まる仕事なのだろう
「たまには此処に来て笑顔を取り戻したら良い」
傍らで目を細めながらM子に優しい言葉をかける彼
「素敵な同僚に恵まれて幸せね~」
同じテーブルに付いていたヒデミが小さなあくびをした
北口のSママの店を手伝ってるらしいが
笑顔がメイクを落としたダンプ松本みたいだ
「よく調布のオカマバーに行ってたわ、ミオちゃんとは仲良いのよ~」
顔に似合わず甘えた様な声を出す
その調布の店も閉店してしまったが私も4年間お世話になった店だ
「あら私もそこで働いていたのよ」
「そうなの?会った事ないわね」
詳しく聞くとモカが入ったばかりの頃に通いはじめたそうだ
私が辞めた次の日にモカは面接に来たのでM子を知らないのは当然だ
しかもあれから10年も経過している
お互いに朽ち果てて当時とは違うだろう
「でもあの頃は楽しかったわ~」
「そうよね、個性の強いオカマが多かったからね」
しばらく思い出話に浸る私たち
M子と一緒に御来店の男性にはチンプンカンプンだろう
「ゴメンナサイ、ついつい昔話で盛り上がってお兄さんをおいてけぼりにしちゃったわ」
「いや俺は良いんだよ」
大人だわ~
どうやらM子の昼間の職場の同僚らしい
「M子は仕事中、笑顔がなくて皆から怖がられているんだよ」
ここで私と会話しているM子は笑顔だ
多分ストレスの溜まる仕事なのだろう
「たまには此処に来て笑顔を取り戻したら良い」
傍らで目を細めながらM子に優しい言葉をかける彼
「素敵な同僚に恵まれて幸せね~」
同じテーブルに付いていたヒデミが小さなあくびをした