チョロリンの樹

「チョロリン」 これ小さい頃、多動でチョロチョロ動きまわる息子に、私がつけた愛称

大阪 梅田で

2007-07-06 18:56:25 | 友達
トモちゃんと梅田で待ち合わせ、田舎の小学校、中学校の同級生、高校は別々だったが幼なじみである。
うあぁ、よく考えてみると、もう60年近い付き合いである。結婚、出産等で全然会わない時期もあったが、今は年に2回ぐらいどちらからともなく電話して会っている。

彼女も結婚、離婚、子供1人を連れ再婚、相手も子供1人を持つ人だった。再婚後子供1人をもうけ、男の子3人を立派に育てあげた。

ダンナは時には暴力をふるい、お酒と仕事上の怪我にいつも悩まされ、彼女は働きづめ
に働いて、子供を学校にやり、家計を支え続け現在も働いている。

ダンナは一昨年脳梗塞を患い、自分のことは何とか出来るようだが、毎日家でブラブラしているそうだ。
「疲れて仕事から帰っても早く飯にしろと言い、疲れ果ててうたた寝していてもタオルケット1枚かけてくれたことがない、あの人には情というものが全然ない、私は何でこんな苦労ばかりしなければならないのか」 と
時には涙を見せしゃべる。 私はほとんど聞き役にまわる。

喫茶店で  しゃべり、デパートをあちこち見て回りお昼ご飯を食べ、またしゃべる。
田舎のこと、お互いの 親のこと 兄弟のこと 息子の嫁のこと 旅行のこと
この夏職場の友達と北海道旅行をするそうだ、 やっと彼女笑顔になった。
息子さんの話、特に孫さんの話になるとほんとうに嬉しそうな顔になる。

「家でも職場でもストレスがたまる、あんたとしゃべっていると隠し事なく何でもしゃべれるからストレスが発散できた」と言う。

人それぞれにいろいろな人生がある。

ふと気がつくと夕方5時半をまわっている。
「またね 電話するわ」 「また今度ね」手を振って 「バイバイ」  なんとなく子供のころの夕焼け空を思い出した。