2021年3月1日。気温も上がり、春が少しずつ近づいています。
ルカシェンコ大統領は、2021年は非常に厳しい年になる、と去年より困難な1年になると発言したのですが、自分のことを言っているのか、国全体のことを言っているのかよく分かりません。
地域によって差がありますが、今年1月の平均月給が大幅に下がりました。分かりやすく説明すると、毎月6万円の月給のうち7000円分が減ってしまった・・・という感覚です。
今日、3月1日からいろんな価格が値上がりしたり、逆に価格統制が始まったりしています。
ベラルーシのKGBが、この春ベラルーシ経済は落ち込むという予測を立てているので心配です。
2月26日、ミンスクの近郊列車の中で、禁書を持っていた乗客が複数名拘束されましたが、日本円にして4万円から7万円の罰金刑となりました。66歳の女性は本以外にも白赤白の旗を持っていたらしく、20日間の禁固刑です。
ルカシェンコ大統領は、国内の薬局のうち、国営のものだけ残し、民間の薬局は全て閉店させることを考えているそうです。
国営薬局では販売されていない医薬品もあるので、大変な問題になります。
人権擁護団体ビアスナは、今年2月だけで102人のベラルーシ人が反政府思想により逮捕・起訴され、その内訳は男性88人、女性14人で、未成年者も3人いたそうです。