ベラルーシの部屋ブログ

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自殺率世界一ではなくなったベラルーシ

2017-05-21 | ベラルーシ文化
 先週末、このブログの人気記事1番が2010年の「自殺率世界一の国はベラルーシ!」だったので、どうしてだろうと思ったら、また最新の調査結果が発表されたからみたいです。

 これによると、ベラルーシは世界一の汚名を返上。

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 <自殺死亡率>日本はワースト6位 先進国の最悪レベル

◇厚労省が分析結果をまとめる

 厚生労働省は世界各国の自殺死亡率(人口10万人当たりの自殺者数)を比較し、日本はワースト6位だとする分析結果をまとめた。先進国の最悪レベルで、特に女性は同3位と高い。今月下旬に閣議決定される「自殺対策白書」で公表される。

 自殺死亡率は統計の信頼性や更新頻度が国によって異なるため単純な比較が難しく、世界保健機関(WHO)が2014年に初めてまとめた「世界自殺リポート」でも順位付けはしていない。厚労省はWHOのデータベースを使い、13年以降の人口と自殺者数が把握できている中から上位国を抽出した。(以下略)

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 ベラルーシは9位になりました。よかったです。この調子でもっと自殺率を減らしてほしい。

 人口10万人あたりでの自殺者数なのですが、2013年以降のデータだそうです。

1位 リトアニア 30.8人
2位 韓国 28.5人
3位 スリナム 24.2人
4位 スロベニア 20.5人
5位 ハンガリー 19.5人
6位 日本 19.5人
7位 ラトビア 19.2人
8位 ウクライナ 18.6人
9位 ベラルーシ 18.4人
10位 エストニア 18.3人

 2010年の調査ではベラルーシは35.1人で、1位だったのが、18.4人に減少! 9位です。

 それにしてもバルト三国が全部10位以内に入っているのがショック。三国とも旧ソ連で、今はEU加盟国なんですが。
 リトアニアは前回2位で、自殺率増えてしまってますね。

 やはりそれぞれの国の中にさまざまな社会問題があるのだろうな、と思います。
 日本が6位というのは、日本人なら理解できるのではないでしょうか。 

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