こちらの投稿でも、あくまで私が知っている範囲内のことで、ベラルーシに限定されたことであるとご理解のうえお読みください。
多くの方からご質問があった「スピルリナ」についてです。
ベラルーシでもスピルリナの放射能排泄効果について、大人や子どもも使った実験が行われました。
その結果、排出作用があるとベラルーシ保健省が結論を出しています。
他にもこのような実験データがありますので、ご紹介しましょう。
ベルラド研究所が2001年に発表した本で、題名は「住民を放射能から守る方法と助言、その効果」で、執筆者は前所長のワシーリイ・ネステレンコさんです。
2000年8月に「サナトリウム・ベラルーシ」という保養所にて、ベラルーシ保健省、チェルノブイリ委員会、ベルラド研究所、保養所で働く医療従事者が共同で行った実験です。
チェルノブイリ汚染地域で暮らす親子がこの保養所で滞在していましたが、それを5つのグループに分けました。
第1グループ(22人)Vitusヨードという各種ビタミン配合のヨウ素剤を摂取。
第2グループ(18人)スピルリナ(藻類)を摂取。
第3グループ(27人)ビタペクトを摂取。(ベラルーシ製のペクチン剤)
第4グループ(30人)ヤブロペクトを摂取。(ウクライナ製のペクチン剤)
第5グループ(36人)何も摂取せず。
同じ期間だけ毎日飲み続けた結果、保養期間終了後の全員の体内放射能値(セシウム137)を測定すると以下のような結果でした。摂取前と摂取後の変化を%で表しています。
第1グループ 平均すると24.9%減。(子どもの平均は31.1%)
第2グループ 平均すると26.8%減。(親子間に大きな違いはなし。)
第3グループと第4グループの間に大きな差はなく、どちらのグループも子どもの平均は49.5%減。親は40.9%減。
第5グループは16.8%減。(親子間に大きな違いはなし。)
1回だけのデータですので、確定的なことは言えませんが、これだけの効果があったということです。
しかし、ベラルーシではスピルリナは広く国民の間に浸透しませんでした。
それはスピルリナは藻類なのですが、ベラルーシには生息しておらず、飲もうと思ったらサプリになった商品を全て輸入しないといけないからです。
ベラルーシは関税の高い国ですから、当然値段が上がってしまいました。ビタペクトの10倍の値段です。ベラルーシ人の平均月給は約3万円です。ビタペクトは300円ぐらいなので、スピルリナは3000円ぐらいです。
月給3万円の人が3000円のサプリを、しかも家族全員の分買うのは難しいことです。
そのため、ベラルーシではスピルリナが薬局で売られていても、なかなか売れず、したがってビジネスの観点から考えると、輸入しても売れない商品ですから、だんだんと輸入されなくなっていきました。
そのため今ではベラルーシではスピルリナはめったと薬局で売られていないし、放射能排出策としては主流ではない、ということです。
チロ基金としても、スピルリナはこのような状況ですので、チェルノブイリの子ども向けへの支援活動としてはスピルリナを使ったことがありませんし、たぶん将来的にも使わないと思います。
日本ではスピルリナが売られていますが、値段はどうでしょうか? これも日本人であっても値段の感じ方は人によりけりだと思います。
それからこのような注意事項もありますので、お子さんが飲まれるときには気をつけたほうがいいと思われます。
http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail86.html
ベラルーシからの情報は上記のとおりですが、日本ではまだスピルリナが放射能の排出効果があるのかどうか、確定されていないようですね。
私としては(言い方が悪くて申し訳ないですが)被爆した人に実験として飲んでいただいて、効果のほどをきちんとした機関で実証してほしいです。日本人の専門家が立ち上がってほしいです。
多くの方からご質問があった「スピルリナ」についてです。
ベラルーシでもスピルリナの放射能排泄効果について、大人や子どもも使った実験が行われました。
その結果、排出作用があるとベラルーシ保健省が結論を出しています。
他にもこのような実験データがありますので、ご紹介しましょう。
ベルラド研究所が2001年に発表した本で、題名は「住民を放射能から守る方法と助言、その効果」で、執筆者は前所長のワシーリイ・ネステレンコさんです。
2000年8月に「サナトリウム・ベラルーシ」という保養所にて、ベラルーシ保健省、チェルノブイリ委員会、ベルラド研究所、保養所で働く医療従事者が共同で行った実験です。
チェルノブイリ汚染地域で暮らす親子がこの保養所で滞在していましたが、それを5つのグループに分けました。
第1グループ(22人)Vitusヨードという各種ビタミン配合のヨウ素剤を摂取。
第2グループ(18人)スピルリナ(藻類)を摂取。
第3グループ(27人)ビタペクトを摂取。(ベラルーシ製のペクチン剤)
第4グループ(30人)ヤブロペクトを摂取。(ウクライナ製のペクチン剤)
第5グループ(36人)何も摂取せず。
同じ期間だけ毎日飲み続けた結果、保養期間終了後の全員の体内放射能値(セシウム137)を測定すると以下のような結果でした。摂取前と摂取後の変化を%で表しています。
第1グループ 平均すると24.9%減。(子どもの平均は31.1%)
第2グループ 平均すると26.8%減。(親子間に大きな違いはなし。)
第3グループと第4グループの間に大きな差はなく、どちらのグループも子どもの平均は49.5%減。親は40.9%減。
第5グループは16.8%減。(親子間に大きな違いはなし。)
1回だけのデータですので、確定的なことは言えませんが、これだけの効果があったということです。
しかし、ベラルーシではスピルリナは広く国民の間に浸透しませんでした。
それはスピルリナは藻類なのですが、ベラルーシには生息しておらず、飲もうと思ったらサプリになった商品を全て輸入しないといけないからです。
ベラルーシは関税の高い国ですから、当然値段が上がってしまいました。ビタペクトの10倍の値段です。ベラルーシ人の平均月給は約3万円です。ビタペクトは300円ぐらいなので、スピルリナは3000円ぐらいです。
月給3万円の人が3000円のサプリを、しかも家族全員の分買うのは難しいことです。
そのため、ベラルーシではスピルリナが薬局で売られていても、なかなか売れず、したがってビジネスの観点から考えると、輸入しても売れない商品ですから、だんだんと輸入されなくなっていきました。
そのため今ではベラルーシではスピルリナはめったと薬局で売られていないし、放射能排出策としては主流ではない、ということです。
チロ基金としても、スピルリナはこのような状況ですので、チェルノブイリの子ども向けへの支援活動としてはスピルリナを使ったことがありませんし、たぶん将来的にも使わないと思います。
日本ではスピルリナが売られていますが、値段はどうでしょうか? これも日本人であっても値段の感じ方は人によりけりだと思います。
それからこのような注意事項もありますので、お子さんが飲まれるときには気をつけたほうがいいと思われます。
http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail86.html
ベラルーシからの情報は上記のとおりですが、日本ではまだスピルリナが放射能の排出効果があるのかどうか、確定されていないようですね。
私としては(言い方が悪くて申し訳ないですが)被爆した人に実験として飲んでいただいて、効果のほどをきちんとした機関で実証してほしいです。日本人の専門家が立ち上がってほしいです。