ベラルーシの部屋ブログ

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多言語文学会「文学で繋がる世界」2020

2020-11-09 | 日本文化情報センター

 2020年10月25日、日本文化情報センター日本語教室の生徒のうち、N1・N2・N3クラスの有志と日本人ゲストが集まって多言語文学会を行いました。

 これは自分の好きな詩や小説の一節などを外国語で朗読し合う会のことです。一応、自分の母国語でない言語を使ってくださいね、という条件でした。

 その結果、5ヶ国語(日本語、ベラルーシ語、英語、フランス語、ペルシア語)による文学会となりました。

 参加者と朗読した作品名はこのとおりです。

エカチェリーナ・カチャノワ、英語、エドガー・アラン・ポーの詩「Alone」(一人)。

アレクセイ・マルザリューク、日本語、聖飢魔IIの歌「蝋人形の館」モノローグ。

ユリヤ・シャバノヴァ、フランス語、ジャック・プレヴェールの詩「Pour toi mon amour」(君のために 恋人よ)、ヴィクトル・ユーゴーの詩「Demain, des l'aube...」(あした 夜が明けて)。

オクサナ・ドロズド、日本語、中原中也の詩「汚れっちまった悲しみに」。

イローナ・カルポワ、英語、ジョージ・オーウェルの小説「1984」一部。

辰巳雅子、ベラルーシ語と日本語、シャルヘイ・ジャルハイの詩「広島」。

玉山統悟、ペルシア語、シーラーズのサアディーの詩集「薔薇園」から一編の詩。

カチェリーナ・グラムボツカヤ、英語、ウイリアム・シェークスピアの「SONNET 130」。

アーラ・ラゼルコ、日本語、松尾芭蕉の俳句、四句。

イリーナ・グリゴリエワ、英語、自作の詩「Village gardens」。

辰巳結重、日本語、早口言葉の紹介。

エヴゲーニイ・パンチュホフ、日本語、Mongol800の歌「小さな恋の歌」。

 

 本当は母国語である日本語で私は「広島」の詩を朗読する予定ではなく、ベラルーシ人生徒の一人が読むつもりで練習していたのです。しかし、病気のため参加できなくなったので急遽、私が二カ国語で朗読しました。

 他にも病欠の生徒がいて、楽しみにしていたのに来られなかった人もいるので、いつかまた多言語文学会を開きたいと思います。(早くコロナウイルス感染拡大が収束してほしいです。)

 幸い参加できた生徒にとっては貴重な経験になったと思います。

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 ようやく動画が完成しました。(^^)

 YouTubeで視聴できますので、ぜひご覧ください。リンク先はこちらです

 

 


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