9月13日、英雄のデモ行進が始まりました。
反政府派デモ行進参加者を、ベラルーシ政府側は3000人と発表しましたが、15万人とする報道もあります。
野党調整評議会の幹部メンバーコレスニコワ氏がミンスク市内の留置場からジョージノ市の留置所に移送されたこと受けて、ジョージノ市内で、コレスニコワ氏の解放を要求するデモ集会が行われました。
大勢の人が集まっているところへ警察官がパトカーに乗って出動。その場に車に乗ってデモにさんかしていた男性に職務質問を始めました。
デモ参加者が警察を非難する声を上げると、警察は男性の車から離れたので、みんな警察に対して、「ありがとう!」と声をかけ始めました。
そこでスマホで動画撮影していた女性が、取り囲んでいた警察官の一人に近づいていきました。警官の多くはマスクをしていましたが、一人素顔が見えている警官がいて、その人に、「素顔を見せなさいよ。」と言ったのですが、この警官はマスクをしてなかったので、どうしてこんなふうに女性が言ったのかよく分かりません。
それがすぐそばにいた警察官の気に障ったらしく、その女性の顔を手で殴りつけ、女性は路上に倒れました。
周囲から非難の声が上がり、その場に人が殺到し、大騒ぎになりました。警察を止めようとした別の人(はっきり分かりませんがおそらく男性)が身柄拘束されました。
ミンスクでは7か所の駅が閉鎖されました。
今日はミンスク市内のルネッサンスホテル(地下鉄グルシシェフカ駅)の近くで多数拘束者が出ました。そのようすをホテルの宿泊客か従業員かホテルの窓からスマホで動画撮影しています。
女性は治安部隊が二人がかりで抱きかかえて、護送車に押し込んでいます。
近くを通りかかった中年女性二人連れが、スマホで動画撮影を始めると、スマホを没収されました。
今日は男性の姿も多く見られました。
他の地方都市でもかなり規模の大きいデモ行進が行われたようです。ブレストではデモ参加者を追い払うために、群衆に向けて放水が始まりました。ビテプスクでは催涙ガスがまかれたようです。
ミンスクでは今日、大型ショッピングセンターが営業中止したりしていましたが、ショッピングセンター、ミンスクギャラリー前でも身柄拘束がありました。
モバイルの接続状態が非常に悪かったです。
ミンスクのデモ行進は、大統領が住んでいる地区、ドロズドゥイを目指しました。
ここには政府高官も暮らしています。
デモ行進の行手を塞ぐ治安部隊、警察車両の列。睨み合っています。
大統領選挙時の中央選管長の自宅近くまでデモ参加者の群れが近づくと、治安部隊は閃光弾を2発発射し、身柄拘束が始まりました。
今日はミンスクだけで400人が拘束されたようです。
ミンスクのデモ参加者は5万人から10万人と報道によって開きがあります。
拘束されたのは全国でおよそ1000人だそうです。