ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2024年2月26日。ウクライナ侵攻から734日目

2024-02-26 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2024年2月26日。

 刑務所で死亡したロシアの反体制派指導者ナワリヌイ氏の死後、葬儀について情報が錯綜しています。反体制暴動を警戒した当局は埋葬されるとの噂が流れた墓地の入口に監視カメラを設置しました。
 ナワリヌイ氏陣営は今日、公開した動画で、ロシアと西側諸国の間でナワリヌイ氏を解放する受刑者交換交渉が行われていたと明らかにしました。そのようなことが水面下で行われていたのですね。でもそうすると、やっぱり交換が成立してほしくなったので、その前に消されたのだと主張する意見がでてきますよね。
 死因は自然死とされていますが交渉が最終段階に入り、解放が現実味を帯びたため、ナワリヌイ氏は殺されたとナワリヌイ氏陣営側も説明しています。
 しかし、収監されていた刑務所ですが、生活条件が厳しく、受刑者はみんな健康を損ねて長生きできないのが当たり前のような場所であるように感じます。ナワリヌイ氏もそういう条件の監獄であることは知っていた上で、帰国したと思われます。
 支援してくれる人のためにと思えば、もう少し自分の体を大事にしてもいいのに、しょっちゅう懲罰房に入れられていたそうですが、そもそもロシアに帰国しなければ自分の意志を貫徹できたのではとも思えます。