ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2022年10月1日。ウクライナ侵攻から221日目

2022-10-01 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年10月1日。

 ウクライナの国営原子力企業エネルゴアトムは今日、ザポリージャ原発の所長が、昨日エネルホダル市で車で移動中、露ロシア側に停止され、そのまま所長は目隠しをされた上で、連行されてしまいました。今のところ所在不明のままです。
 IAEAの照会に対してロシア側は「所長を尋問している」と説明したそうです。
 またIAEAはザポリージャ原発周辺で29日に地雷が爆発し、送電線が損傷したと明らかにしました。
 爆発はこの1週間で6回目で、野生動物が地雷を踏んだことが原因らしいですが、動物もかわいそうですよ。


 クリミア半島のセヴァストポリ近郊にある ベルベック軍用空港から離陸した飛行機が滑走路から外れて、転がり落ちその後爆発、炎上。黒煙が上がっています。
 地元州知事は、パイロットは脱出に成功して、無事。消防車が火災を消火した。飛行場は被害を受けていないと発表しています。
 高い土地の上にあった滑走路から機体が転がり落ちたので、飛行場そのものは何ともなかったのでしょう。
 着陸に失敗したとか、火薬を積んでいたとか情報が錯綜しています。
 

 夫のマクシム・ガルキンが、ロシアのウクライナ侵攻に反対意見を表明した後、家族でイスラエルに出国し、その後アーラ・プガチョワが子どもを連れてロシアに一時帰国。そのときにロシアを批判する態度を表明。そしてまたイスラエルへ戻ったのですが、拘束される危険もあったのにロシアに一時帰国したのは、国内の自邸(お城みたいな豪邸)を売却するためだったことが分かりました。また子どもがイスラエルで通学するために必要な書類も集めていたそうです。
 完全にイスラエルでの長期滞在、あるいは移住を計画していますね。


 ロシア国防相は、女性はロシアの部分的動員として召集されることはないと約束しました。そのような懸念がロシア国内で広がっているということなのでしょう。


 ロシア国防省は今日、ウクライナ東部ドネツク州リマンをめぐり「包囲される恐れがあるためロシア軍はリマンから撤退した」と発表しました。撤退したことをちゃんと認めましたね。

 ロシア政府は、ロシアの領土を経由してEU加盟国、イギリス、ノルウェー、ウクライナに商品を陸上輸送することを禁止しました。ロシアかベラルーシのトラックに積み替えたらそれでよいらしいですが。


 ポーランドは、対ベラルーシ国境のフェンスの建設を完了させました。
 

 ベラルーシは今年1100トン以上の穀物と豆類の収穫が見込まれるそうです。食糧危機は起きない、それどころか外国へ輸出するほど余裕があり、食料の輸出は25%増加したとしています。


 4か所でガスが漏れているノルドストリーム・ガスパイプラインについて、ロシアは西側による破壊工作の証拠があると主張し、アメリカはロシアがノルドストリームのガス漏れの背後にいる可能性があると示唆。フランス国営放送は自爆ドローンによる攻撃だと推定。(あくまで推定)
 結局、真相がはっきりするのは戦後でしょう。