10月31日、野党が政府に出した最後通告の期日が過ぎて1週間経ちました。
結局、再びデモ行進がベラルーシ各地で行われています。
ベラルーシ政府は11月1日から外国人(日本人を含む)がベラルーシへ入国することを制限することに決定しました。国籍に関係なく、陸路での入国はできません。ミンスクの空港での入国はできます。
ベラルーシ人はベラルーシへ入国できるはずなのですが、昨日30人のベラルーシ人学生がポーランドとの国境地帯で足止めされ、結局入国ができず、国境から町のほうへ戻りました。
同じベラルーシ人でも学生は入国できないようです。
ウクライナとの国境地帯でウクライナからベラルーシへ入国しようとした4人の男性が手榴弾などの武器を所持していたとして、身柄拘束されました。
この男性4名は無政府主義者活動家、つまりアナーキストだそうです。うち1人は前科のある著名アナーキストで、テロを起こそうとした首謀者として逮捕されたようです。全員今はKGBの留置所に収容され、取調べ中だそうです。
報道ではアナーキストはベラルーシへ入国しようとしていたところを拘束したとしていましたが、実際には出国しようとしていた、という報道もあり、また首謀者とされる男性の両親は、以前の刑期を終えた後、外国で暮らし始めていた。息子はテロ事件など起こそうとしていない、などとマスコミの取材に答えています。入国しようとしていたところを拘束されたのかウクライナへ出国しようとしていたところを拘束されたのか、よく分かりません。
今日は政府派のデモ行進もミンスク市内で行われました。その数は30人ほど。また政府主導の車の車列による行進では100台ほどが国旗をつけて、グロドノ方面に向かいました。
夕方、団地デモが始まりました。今日はハロウィンのかぼちゃなども吊るされています。
今日はグロドノやモギリョフなどでもデモ集会が開かれましたが、身柄拘束もありました。
ミンスクでの身柄拘束は数名だけだったようです。