10月10日、白赤白の旗を掲げては、それが外され、また掲げられるという競争が今日も始まりました。
フェンスにくくりつけられた白赤のリボンをいちいち切り取って外すのは面倒になったのか、火をつけて燃やすという対処方法が採られることもあります。
ミンスク市内では毎週土曜日恒例の女性の行進が始まりました。
またキエフやワルシャワ、ブリュッセル、ロンドン、ニューヨーク、ブタペストなどでもデモ集会が行われ、ビリニュスにはチハノフスカヤ氏も参加しました。
4ヶ月ぶりにベラルーシで拘留されている夫のセルゲイ・チハノフスキー氏と話ができたと取材で話しました。
勾留中のマリヤ・コレスニコワ氏の弁護士は裁判を前に、弁護士資格を剥奪され、弁護士なしでコレスニコワ氏の裁判が始まるかもしれません。
ミンスク市内の刑務所にルカシェンコ大統領が電撃訪問しました。そこには大統領選に立候補すらできなかったババリコ氏とその息子、ハンガーストライキをしていたズナク氏などが禁固刑に服役中です。
一人一人に個別の面談ではなく、一度に複数の政治犯とされる人たちと大統領が一つのテーブルを囲んで話し合っているようすが写真に収められ、報道されましたが、会話の内容については報道されていません。
大統領は、以前「犯罪者と対話する必要はない。」と主張し続けていたのですが、今日の刑務所訪問は事前に誰にも知らされておらず、ババリコ氏、ズナク氏など対話に応じた人たち、その弁護士にとっても予期していないことだったそうです。
大統領の刑務所訪問は4時間半に及んだそうです。
対話に応じる姿勢を初めて見せましたが、その内容が気になります。
昨日、学生の町、つまり軍人の町のように学生寮が集まっている地区があるのですが、そこで茶話会をしていた学生のグループの輪に警察がやってきて、ベラルーシ医大の6年生の学生を身柄拘束しました。
連日住民の手作り風団地デモが各地で行われていますが、トラクター工場地区と言われる住民用のチャットを管理していた女性が今朝から音信不通になっていることが分かりました。チャットは閉鎖され、女性の夫も音信不通です。
ドブルィシという小都市で、町の秋祭りが開かれ、素朴な手作り風の屋台などが並んでいるところを地元のブロガーが幼い息子を連れて動画撮影しながら紹介をしていると、警官がやってきて「撮影をやめろ。」「秋祭りの撮影をしているだけですよ。」と反論すると身柄拘束。警察署へ連行していきます。
「何の理由で連行するんですか。」
と男性ブロガーが何回も聞いているのに、黙っている警官。そのようすが全て撮影され、ネット上で拡散しました。
EU加盟国で在ベラルーシ大使を帰国させていない国はオーストリアとイタリアの二カ国だけになりました。