日本にあるロシア語の語学留学斡旋業者よると、ロシア語の語学留学について、コロナウイルス感染拡大の影響で、現時点でロシア語圏では唯一ベラルーシが受入れ可能なのだそうです。
そのため、この業者では今年9月からも日本人留学生を何名かベラルーシの大学へ送り出す準備を進めているそうです。また留学相談もしてくれるそうです。
ベラルーシ在住の私の意見ですが、まずコロナウイルスの感染拡大がこの秋、ベラルーシでどのように広がるか未知数で、しかもベラルーシの医療機関が発病した外国人留学生に親身になって対応してくれるか保証はなく、ベラルーシで感染が深刻になっても日本へ急ぎ帰国するためのチャーター機は日本政府は用意してくれませんから、そのような事態も念頭に入れて、留学するかどうか決めるほうがいいです。
また私個人としては、コロナウイルスの問題よりも8月9日に予定されている大統領選挙のほうがよっぽど大きな不安材料です。選挙の結果、あるいはその余波で、今年の9月、ベラルーシがどのような状況になるのか全く予測がつきません。
治安の悪化もありえますし、経済状況の悪化により、留学生の授業料の高騰、あるいは授業料を支払ったのに、授業が不履行になるということも起こるかもしれません。
今、ベラルーシ社会は非常に不安定な状態なので、今年9月から留学するかどうかは、今ではなく、せめて大統領選挙が終わってからのベラルーシの状況を見てから決めるほうがいいです。
受け入れ先のベラルーシの大学は、どうしても儲けたい、つまり私費留学生をどんどん招待して、とにかく授業料を集めたい(その後、質の高い授業をするかどうかは二の次。)ので、コロナにしても何にしても安全アピールをするでしょう。
日本の斡旋業者は大学側からだけでなく、様々なルートでベラルーシの情報を入手して、留学希望者に適切なアドバイスをオープンにしてほしいです。