9月5日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第198回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。
今回はビタペクト3を8個、そして「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを2部渡しました。
これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2453個、セルロースの合計は82個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2144部となりました。
今回で通算214回目の配布となりました。
延べ人数ですが、2453人の子どもにビタペクトを、約73人の子どもにセルロースを、2144家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。
(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215
(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13
(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b
(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1
(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html
(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/bb1fb7afb4cac464789e2684181e7d42
(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)
http://www.belrad-institute.org/
(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80
チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a
今回はゴメリ市(チェルノブイリ原発から約140キロ)から2家族が保養に来ていました。
(家族A)
お母さんが実子4人と姪2人を引率していました。この家族には3個のビタペクト3を渡しました。それぞれの内部被爆の結果はこのとおりです。丸印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました。
母親(チェルノブイリ事故発生時3歳)13ベクレル
女子(15歳)25ベクレル ○
女子 (5歳)19ベクレル ○
男子 (3歳) 7ベクレル
姪 (8歳) 6ベクレル
姪 (5歳)26ベクレル ○
この一家には1歳の女の子がいますが、WBCにじっと座れなかったので測定を受けていません。
子どもたちの健康状態についてお話を伺いました。みんな比較的健康ですが、冬場には気管支炎になったり、かんきつ類のアレルギーがあったりします。
お母さんは足に瘤ができたのですが、数年前に除去手術をして、成功したそうです。今は低血圧が悩みだそうです。
ゴメリ郊外の一軒屋で暮らしており、広い畑でいろいろな野菜を作っていますが、放射能を測定したことはありません。しかしこの保養に来て被爆のことが気になったので、一度野菜を測定をしたいと話していました。
このお母さんのお父さんはチェルノブイリ原発から20キロにある村の出身で、事故が起きたときはゴメリに引っ越していたのですが、事故後ふるさとの村が強制移住対象地域になり、無人になってしまいました。
お父さん(こどもたちのおじいちゃん)は1年に1度許可をもらって親戚と先祖の墓参りに行くそうです。
しかしお母さんも子どもたちも放射能が危険なので一度もお墓参りに行ったことがなく、また行きたくないということでした。
(家族B)
お母さんが実子1人、養女1人、姪2人、親戚3人と友人の子ども1人を引率していました。この家族には5個のビタペクト3を渡しました。この家族には3個のビタペクト3を渡しました。それぞれの内部被爆の結果はこのとおりです。丸印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました。
母親(チェルノブイリ事故発生時9歳)12ベクレル
女子 (7歳)25ベクレル ○
養女 (7歳)19ベクレル ○
姪 (11歳)20ベクレル ○
姪 (7歳)26ベクレル ○
男子(12歳) 4ベクレル
女子 (6歳) 8ベクレル
女子 (5歳) 7ベクレル
男子(13歳)23ベクレル ○
11歳と7歳の姪は姉妹です。
12歳の男の子と6歳と5歳の女の子は兄妹です。
13歳の男の子は友人の子どもです。
7才の女の子は甲状腺腫が見られ、3年間検査を受け続けましたが、大きさは大きくもならず小さくもならず、変化はないそうです。もし今後大きくなったら、手術を受けなくてはいけないのかとお母さんは心配していました。
養女は生まれつき口蓋裂でしたが、手術をして成功し身体障害者認定も取り消されました。一方で毎年イタリアへ優先的に保養に招かれており、慢性気管支炎も治ったそうです。
イタリアでの保養では以前はWBCでの測定がありましたが、ここ数年は測定していないそうです。
口蓋烈後の手術後、イタリアでは補強用の器具を無償で口の中に入れてくれたそうです。
12歳の親戚の男の子は喘息を持っています。
6歳の親戚の女の子は腎臓病で、アレルギー体質です。
13歳の男の子はいろんな病気にしょっちゅうかかるそうです。本人は「自分は病弱だから兵役免除されるからいい。」と話しているそうです。
お母さん自身は20年間足の関節が痛く、病院に行っても原因が分からないので、放置(がまん)している状態。さらには数年前ガンにかかって手術をしましたが、今のところ再発はしていないそうです。他にも
今は貧血気味ですが、レバーや牛肉を食べるなど食べ物から鉄分を採るよう工夫しているということでした。
今回も子どもたちに折り紙、折り鶴、折り鶴の作り方(千羽鶴プロジェクト)、日本語で子どもの名前を書いた絵葉書、お母さんたちには着物で作った巾着袋をプレゼントしました。
画像は記念撮影した様子です。1人の女の子が恥ずかしがって隠れてしまいましたが、みんなとても仲良く暮らしている様子がうかがえ、お母さんたちも「またこのメンバーで保養に行きたいわ。」と和気藹々でした。
最後になりましたが、ビタペクト3の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙や絵葉書など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。
ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。
今回はビタペクト3を8個、そして「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを2部渡しました。
これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2453個、セルロースの合計は82個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2144部となりました。
今回で通算214回目の配布となりました。
延べ人数ですが、2453人の子どもにビタペクトを、約73人の子どもにセルロースを、2144家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。
(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215
(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13
(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b
(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1
(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html
(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/bb1fb7afb4cac464789e2684181e7d42
(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)
http://www.belrad-institute.org/
(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80
チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a
今回はゴメリ市(チェルノブイリ原発から約140キロ)から2家族が保養に来ていました。
(家族A)
お母さんが実子4人と姪2人を引率していました。この家族には3個のビタペクト3を渡しました。それぞれの内部被爆の結果はこのとおりです。丸印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました。
母親(チェルノブイリ事故発生時3歳)13ベクレル
女子(15歳)25ベクレル ○
女子 (5歳)19ベクレル ○
男子 (3歳) 7ベクレル
姪 (8歳) 6ベクレル
姪 (5歳)26ベクレル ○
この一家には1歳の女の子がいますが、WBCにじっと座れなかったので測定を受けていません。
子どもたちの健康状態についてお話を伺いました。みんな比較的健康ですが、冬場には気管支炎になったり、かんきつ類のアレルギーがあったりします。
お母さんは足に瘤ができたのですが、数年前に除去手術をして、成功したそうです。今は低血圧が悩みだそうです。
ゴメリ郊外の一軒屋で暮らしており、広い畑でいろいろな野菜を作っていますが、放射能を測定したことはありません。しかしこの保養に来て被爆のことが気になったので、一度野菜を測定をしたいと話していました。
このお母さんのお父さんはチェルノブイリ原発から20キロにある村の出身で、事故が起きたときはゴメリに引っ越していたのですが、事故後ふるさとの村が強制移住対象地域になり、無人になってしまいました。
お父さん(こどもたちのおじいちゃん)は1年に1度許可をもらって親戚と先祖の墓参りに行くそうです。
しかしお母さんも子どもたちも放射能が危険なので一度もお墓参りに行ったことがなく、また行きたくないということでした。
(家族B)
お母さんが実子1人、養女1人、姪2人、親戚3人と友人の子ども1人を引率していました。この家族には5個のビタペクト3を渡しました。この家族には3個のビタペクト3を渡しました。それぞれの内部被爆の結果はこのとおりです。丸印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました。
母親(チェルノブイリ事故発生時9歳)12ベクレル
女子 (7歳)25ベクレル ○
養女 (7歳)19ベクレル ○
姪 (11歳)20ベクレル ○
姪 (7歳)26ベクレル ○
男子(12歳) 4ベクレル
女子 (6歳) 8ベクレル
女子 (5歳) 7ベクレル
男子(13歳)23ベクレル ○
11歳と7歳の姪は姉妹です。
12歳の男の子と6歳と5歳の女の子は兄妹です。
13歳の男の子は友人の子どもです。
7才の女の子は甲状腺腫が見られ、3年間検査を受け続けましたが、大きさは大きくもならず小さくもならず、変化はないそうです。もし今後大きくなったら、手術を受けなくてはいけないのかとお母さんは心配していました。
養女は生まれつき口蓋裂でしたが、手術をして成功し身体障害者認定も取り消されました。一方で毎年イタリアへ優先的に保養に招かれており、慢性気管支炎も治ったそうです。
イタリアでの保養では以前はWBCでの測定がありましたが、ここ数年は測定していないそうです。
口蓋烈後の手術後、イタリアでは補強用の器具を無償で口の中に入れてくれたそうです。
12歳の親戚の男の子は喘息を持っています。
6歳の親戚の女の子は腎臓病で、アレルギー体質です。
13歳の男の子はいろんな病気にしょっちゅうかかるそうです。本人は「自分は病弱だから兵役免除されるからいい。」と話しているそうです。
お母さん自身は20年間足の関節が痛く、病院に行っても原因が分からないので、放置(がまん)している状態。さらには数年前ガンにかかって手術をしましたが、今のところ再発はしていないそうです。他にも
今は貧血気味ですが、レバーや牛肉を食べるなど食べ物から鉄分を採るよう工夫しているということでした。
今回も子どもたちに折り紙、折り鶴、折り鶴の作り方(千羽鶴プロジェクト)、日本語で子どもの名前を書いた絵葉書、お母さんたちには着物で作った巾着袋をプレゼントしました。
画像は記念撮影した様子です。1人の女の子が恥ずかしがって隠れてしまいましたが、みんなとても仲良く暮らしている様子がうかがえ、お母さんたちも「またこのメンバーで保養に行きたいわ。」と和気藹々でした。
最後になりましたが、ビタペクト3の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙や絵葉書など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。
ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。