ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

ベラルーシの雑誌「マラドスツィ」10月号に新美南吉童話ベラルーシ語訳が載りました!

2013-10-31 |   新美南吉
 ベラルーシの文芸雑誌「マラドスツィ」10月号に新美南吉童話ベラルーシ語訳が載りました!
 今回は「あめ玉」と「去年の木」が掲載されました。

 この雑誌のサイトはこちらです。

 なぜか南吉さんの写真は載りませんでした・・・。でも3ページにわたり、新美南吉の紹介、日本文化情報センターの紹介、二つの童話が紹介されてとてもうれしいです。

 マラドスツィというのはベラルーシ語で「青春」という意味です。

 厳密に言うと、掲載されたのは「ビャロースカ」(白樺)という雑誌のほうですが、この雑誌は現在「マラドスツィ」に統合されています。そのため表紙には「マラドスツィ」とありますが、実際には「ビャロースカ」誌編集部によって採用されたということになります。(何だかややこしいですけど・・・。)

 一応「マラドスツィ」は青年向け文芸雑誌で、「ビャロースカ」は子ども向けの雑誌です。でもやっぱり子ども向けの雑誌はベラルーシでは出版を続けるのが厳しいのかもしれません。そんな事情から統合された形で出版されています。

 発行部数は2468部ですが、ベラルーシでは歴史ある文芸雑誌(1953年創刊)でベラルーシ文学者の作品が掲載されているので、新美南吉童話の翻訳が紹介され、光栄です。

 この記事を書いたジャーナリストのショーツィクさんはタイトルに「東から来た星」というタイトルをつけてました。
 そうかあ、新美南吉はベラルーシ人にとっては東(日本)から来た星なんですね。
 南吉さんの詩「彼は小さい星です」を思い出しました☆