ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

チロ基金の活動「第7回 医療器具寄贈」その5

2013-04-04 | チロ基金
 4月3日無事寄贈式を行うことができました。
 お医者さんたちは大喜びしていました。たくさんの感謝の言葉をいただきました。それを直接日本に届けられないのが残念なぐらいです。
 また医師として、皆さんは日本の放射能被曝の今後の影響を心配していました。一方で最近は特に日本の医師との交流が増えてきて、日本とベラルーシの医学面での意見交換や交流の活発化がこれからももっと必要になってくるでしょう、という話をしました。
 日本もベラルーシも大変な時代を迎えました。今回は日本側からチロ基金を通じての支援が行われましたが、ベラルーシ側から日本側への情報提供なども行われるようになってきています。
 お互いの協力関係がこれからも長く続くよう願っています。

 最後に寄付金をお寄せくださった皆様に重ねて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。 

 

チロ基金の活動「第7回 医療器具寄贈」その4

2013-04-04 | チロ基金
 このように同じタイプの器具が2点、一つの箱に入っているのもあります。
 これは両手に一つずつ持って、自分の手のように左手で患部を押さえて、右手で処置をする、というふうに使うのだそうです。
 とても小さい指の代わり、といった感じです。繰り返しになりますが、本当に小さいです。 

チロ基金の活動「第7回 医療器具寄贈」その3

2013-04-04 | チロ基金
 このように組み合わせて使います。
 現在子ども外科センターでは年間およそ600件の内視鏡手術が行われているそうです。
 これはこのような手術器具を使って手術ができる若い世代の医師が増えてきたため、手術そのものの件数がこなせるようになったからだそうです。
(ベラルーシで病気の子どもが増えたからではありません。)
 10年前には年間300件の手術が倍になりました。
 さらに600件の手術のうち100件は1歳未満の新生児の手術だそうです。
 この病院ではチロ基金からだけの寄贈に頼っているわけではありませんが、新生児用内視鏡手術器具の数が充実してきていることが分かりました。
 

チロ基金の活動「第7回 医療器具寄贈」その2

2013-04-04 | チロ基金
 今回購入した手術器具は新生児用の器具の中でも2番目に小さいタイプの物です。
 刃渡り2ミリのメスや鉗子です。 とにかく小さい! 最近は刃渡り1ミリのものも開発されたと言う話ですが、このように最新式の器具は非常に高価なうえ、破損しやすいので、あえて2番目に小さい2ミリタイプのものを購入することにしました。
 
 それにしても本当に小さいです。こういう器具を製造するのも難しいですが、使用するのも相当な技術が必要と感じました。