2月11日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第144回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。
今回はビタペクト3を12個、そして「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを10部渡しました。
これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は1993個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは1830部となりました。
今回で通算156回目の配布となりました。
延べ人数ですが、1993人の子どもにビタペクトを、1830家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。
(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215
(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13
(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b
(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1
(チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a
(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html
(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/jp/no2/2001/soschild.html
(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)
http://www.belrad-institute.org/
(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80
今回はゴメリ州ベトカ(チェルノブイリ原発から約150キロ)から家庭タイプ孤児院の一家が保養滞在に来ていました。この家族を引率していたのはお母さん、そしてその長女です。さらに長女の実子(孫)と12人の里子が来ていました。
それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました。
母親(事故発生時25歳)45ベクレル
長女(事故発生時4歳) 35ベクレル
孫 (13歳) 32ベクレル ○
孫 (7歳) 32ベクレル ○
男子(17歳) 13ベクレル
女子(14歳) 38ベクレル ○
女子(13歳) 28ベクレル ○
女子(13歳) 37ベクレル ○
女子(13歳) 23ベクレル ○
女子(12歳) 29ベクレル ○
男子(11歳) 28ベクレル ○
女子(11歳) 32ベクレル ○
女子(10歳) 31ベクレル ○
男子(10歳) 0ベクレル
男子 (8歳) 30ベクレル ○
女子 (6歳) 27ベクレル ○
大きい一軒家に12人の里子と長女一家4人も同居しているそうです。ほぼ毎年新しい里子がやってきて、「卒業」した里子ももう7人いるそうです。17歳の男の子もこの夏卒業の予定で、自立することになります。
お母さんに子ども達の健康状態についてお聞きしました。
8歳の男の子以外みんな元気だそうです。この男の子は生まれつき、神経に障害があり、かかとをつけて歩くことができません。足のつま先で歩いていますが、エックス脚のように両足がなっていて、走ることはできないそうです。3週間前に孤児院からこの家族に引き取られたばかりで、それまで治療らしいものは受けていなかったようです。
引き取られたばかりですぐに保養にやってきたので、帰宅したらリハビリなどこの男の子の治療について考えてみる、とお母さんは話していました。
長女は健康、と言っていましたが、季節の変わり目になると原因不明のアレルギー症状が顔に出るそうで、実際炎症を起こしたニキビのようなものが顔にできていました。
一度病院で調べるほうがいいとSOS子ども村のリリヤ先生は話していました。
ベトカはチェルノブイリ原発事故発生時、風下に当たり、5年前まで汚染地域に指定されていました。
当時お母さんは第2子を妊娠中だったそうで、事故が起きたときいたとき、大変不安に思ったそうです。
そのため当時4歳の長女を連れてブレスト州へ一ヶ月避難していました。その後帰宅し、無事に出産。
本人も第2子にも特に健康障害はありません。
現在ベトカは汚染地域ではなくなったこともあり、自主的に避難していた人で戻ってきた人もいるそうです。
ベトカの住民は保健所でWBC検査を1年に1回受けています。しかし検査結果は数値は知らされず「大丈夫です。」の一言を言われるだけだそうです。
今回具体的な数値をベルラド研究所で教えてもらい、「とてもよかった。」と話していました。
おそらく保健所での検査では大丈夫、と言う基準が体重1キロ当たり100ベクレルなどに設定されているのだろうな、と思いました。
ベルラド研究所やSOS子ども村の見解では子どもの場合は20ベクレルですよ、と話したら、お母さんは驚いていました。
この一家ではキノコなどは食べる前にきれいに水で洗ったり、水につけたりしている、ということでした。
他にも自主的にキノコや飼っているブタの豚肉など保健所で検査している家庭もあるそうです。保健所での食品の検査は無料だそうです。
それにしても「同じ物を食べているのに、0ベクレルの子が1人いるのはどうして?」とお母さんは不思議がっていました。
リリヤ先生によると「体質がちがうから。」ということでしが、じゃあ体質が違うってどこがどうちがうの? と質問すると
「もともと肝臓や腎臓、腸の働きがいい人は、体内の毒素を外に出す力が強く、放射能だけではなくそれ以外の体に悪い物質も体外によく出しているからです。」
という答えでした。
つまり内部被ばく強い体質の人、とは肝臓、腎臓、腸の働きが強い体質の人、ということですね。
と言うことは肝臓や腎臓の働きをよくすることが大切なのか、と気づかされました。
画像は記念撮影のようすです。子どもたちに折り鶴や折鶴の作り方を説明した紙(千羽鶴プロジェクト)、折り紙用の紙、お母さんにはアクリルたわし、それから古い着物をほどいて巾着袋にして寄贈してくださった方がいたのでプレゼントしました。
それから日本の絵葉書の裏に子どもたちの名前を書いて渡しました。興味津々で、筆文字のことを「美しい!」と感想を言っていました。
そして雪がいっぱい降ったベラルーシ。冬の遊びを満喫している子ども達のようすも写真に撮りましたので、次の投稿をご覧ください。
最後になりましたが、ビタペクト3の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙や絵葉書、アクリルたわしや巾着袋など手作りプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に、この場を借りて深くお礼申し上げます。
多くの方々に支えられて、この活動が続いています。
ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。
今回はビタペクト3を12個、そして「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを10部渡しました。
これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は1993個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは1830部となりました。
今回で通算156回目の配布となりました。
延べ人数ですが、1993人の子どもにビタペクトを、1830家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。
(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215
(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13
(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b
(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1
(チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a
(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html
(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/jp/no2/2001/soschild.html
(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)
http://www.belrad-institute.org/
(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80
今回はゴメリ州ベトカ(チェルノブイリ原発から約150キロ)から家庭タイプ孤児院の一家が保養滞在に来ていました。この家族を引率していたのはお母さん、そしてその長女です。さらに長女の実子(孫)と12人の里子が来ていました。
それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました。
母親(事故発生時25歳)45ベクレル
長女(事故発生時4歳) 35ベクレル
孫 (13歳) 32ベクレル ○
孫 (7歳) 32ベクレル ○
男子(17歳) 13ベクレル
女子(14歳) 38ベクレル ○
女子(13歳) 28ベクレル ○
女子(13歳) 37ベクレル ○
女子(13歳) 23ベクレル ○
女子(12歳) 29ベクレル ○
男子(11歳) 28ベクレル ○
女子(11歳) 32ベクレル ○
女子(10歳) 31ベクレル ○
男子(10歳) 0ベクレル
男子 (8歳) 30ベクレル ○
女子 (6歳) 27ベクレル ○
大きい一軒家に12人の里子と長女一家4人も同居しているそうです。ほぼ毎年新しい里子がやってきて、「卒業」した里子ももう7人いるそうです。17歳の男の子もこの夏卒業の予定で、自立することになります。
お母さんに子ども達の健康状態についてお聞きしました。
8歳の男の子以外みんな元気だそうです。この男の子は生まれつき、神経に障害があり、かかとをつけて歩くことができません。足のつま先で歩いていますが、エックス脚のように両足がなっていて、走ることはできないそうです。3週間前に孤児院からこの家族に引き取られたばかりで、それまで治療らしいものは受けていなかったようです。
引き取られたばかりですぐに保養にやってきたので、帰宅したらリハビリなどこの男の子の治療について考えてみる、とお母さんは話していました。
長女は健康、と言っていましたが、季節の変わり目になると原因不明のアレルギー症状が顔に出るそうで、実際炎症を起こしたニキビのようなものが顔にできていました。
一度病院で調べるほうがいいとSOS子ども村のリリヤ先生は話していました。
ベトカはチェルノブイリ原発事故発生時、風下に当たり、5年前まで汚染地域に指定されていました。
当時お母さんは第2子を妊娠中だったそうで、事故が起きたときいたとき、大変不安に思ったそうです。
そのため当時4歳の長女を連れてブレスト州へ一ヶ月避難していました。その後帰宅し、無事に出産。
本人も第2子にも特に健康障害はありません。
現在ベトカは汚染地域ではなくなったこともあり、自主的に避難していた人で戻ってきた人もいるそうです。
ベトカの住民は保健所でWBC検査を1年に1回受けています。しかし検査結果は数値は知らされず「大丈夫です。」の一言を言われるだけだそうです。
今回具体的な数値をベルラド研究所で教えてもらい、「とてもよかった。」と話していました。
おそらく保健所での検査では大丈夫、と言う基準が体重1キロ当たり100ベクレルなどに設定されているのだろうな、と思いました。
ベルラド研究所やSOS子ども村の見解では子どもの場合は20ベクレルですよ、と話したら、お母さんは驚いていました。
この一家ではキノコなどは食べる前にきれいに水で洗ったり、水につけたりしている、ということでした。
他にも自主的にキノコや飼っているブタの豚肉など保健所で検査している家庭もあるそうです。保健所での食品の検査は無料だそうです。
それにしても「同じ物を食べているのに、0ベクレルの子が1人いるのはどうして?」とお母さんは不思議がっていました。
リリヤ先生によると「体質がちがうから。」ということでしが、じゃあ体質が違うってどこがどうちがうの? と質問すると
「もともと肝臓や腎臓、腸の働きがいい人は、体内の毒素を外に出す力が強く、放射能だけではなくそれ以外の体に悪い物質も体外によく出しているからです。」
という答えでした。
つまり内部被ばく強い体質の人、とは肝臓、腎臓、腸の働きが強い体質の人、ということですね。
と言うことは肝臓や腎臓の働きをよくすることが大切なのか、と気づかされました。
画像は記念撮影のようすです。子どもたちに折り鶴や折鶴の作り方を説明した紙(千羽鶴プロジェクト)、折り紙用の紙、お母さんにはアクリルたわし、それから古い着物をほどいて巾着袋にして寄贈してくださった方がいたのでプレゼントしました。
それから日本の絵葉書の裏に子どもたちの名前を書いて渡しました。興味津々で、筆文字のことを「美しい!」と感想を言っていました。
そして雪がいっぱい降ったベラルーシ。冬の遊びを満喫している子ども達のようすも写真に撮りましたので、次の投稿をご覧ください。
最後になりましたが、ビタペクト3の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙や絵葉書、アクリルたわしや巾着袋など手作りプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に、この場を借りて深くお礼申し上げます。
多くの方々に支えられて、この活動が続いています。
ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。