詩32
題名 Erkenntnismäßige
濫觴は天牛の伯母さんから
逆光のダダイズムを預託され
ネガフィルムに仕舞い込んでいた乗り合いバスで
脱季節化した磯臭い故郷の麦藁階段にある
背嚢で出来た太陽神殿の図書室に屯する神官へ宅配する
ウーバーイーツのDoxa
時間が切り取った空間の紙片に描画された
靨の海図アプリに棲む
マネキン紳士という未清算の信用紙幣が
間脳のワインテラスに置き去りにされた
身体の視座と青磁の黄鶲のJetzt
突如左脇腹から出現した
紅柑子色の水疣
真夜中
小児科女医徳俵の梟が
鉄嘴で
ソコ存在を啄む
過程的意識のEriebinis
灰になっても未だ燻り続ける土着の黙示性
果樹園の外縁に敷かれた撚糸のレールを走る観覧車
アクロバチックなブロンズ製の蓄積衝動
手品師のスポーク先生の胸像が
日毎定時になると頭痛薬『ケルミン』を飲み
星雲から逸脱した幻覚の工作者が
釉薬を塗布されたIOTの実践過程を脳髄に移殖する
Erkenntnismäßige
題名 Erkenntnismäßige
濫觴は天牛の伯母さんから
逆光のダダイズムを預託され
ネガフィルムに仕舞い込んでいた乗り合いバスで
脱季節化した磯臭い故郷の麦藁階段にある
背嚢で出来た太陽神殿の図書室に屯する神官へ宅配する
ウーバーイーツのDoxa
時間が切り取った空間の紙片に描画された
靨の海図アプリに棲む
マネキン紳士という未清算の信用紙幣が
間脳のワインテラスに置き去りにされた
身体の視座と青磁の黄鶲のJetzt
突如左脇腹から出現した
紅柑子色の水疣
真夜中
小児科女医徳俵の梟が
鉄嘴で
ソコ存在を啄む
過程的意識のEriebinis
灰になっても未だ燻り続ける土着の黙示性
果樹園の外縁に敷かれた撚糸のレールを走る観覧車
アクロバチックなブロンズ製の蓄積衝動
手品師のスポーク先生の胸像が
日毎定時になると頭痛薬『ケルミン』を飲み
星雲から逸脱した幻覚の工作者が
釉薬を塗布されたIOTの実践過程を脳髄に移殖する
Erkenntnismäßige